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セレンディピティとアルゴリズム

引き寄せみたいなこと

病院の待合室でふとTVが目に入る。「ガン特集」をやっている。ガンはなぜ起こるのか、どんな症状なのか、治療方法を探すためどんな研究が行われているのか。診察を待つ間、普段は別のことをしていることが多いけど、その日は「へ~」と思いながら番組を見た。
その日の午後、祖母に会いに行った。ふとした話の中で「ガンはどうやって発症するか知ってる?」と聞かれる。知ってますとも、さっきちょうど観たので。タイミングがいいなあと思った。

問題の答え合わせのような出来事が、そう時間を空けずにやってくることがある。ニュースで読んだことが試験にでたり、冷やし中華食べたいなと思ってたら夜ごはんにほんとに冷やし中華が出たり。偶然の出会い、まさにセレンディピティだな思う。

似て非なるもの

Youtubeやネットサーフィンをしていると、自分の興味ドンピシャのコンテンツが上位に出てきたりする。それは偶然ではなくて演出されたものではあるんだけど、最近のアルゴリズムはほんとにすごくて。潜在的に興味がありそうなものだったり自分の脳内のちょっと未来を行くものが表示されたりして、「偶然なんじゃないか?」と錯覚してしまいそうになってしまう。

アナログとデジタル

アナログな世界での点と点のつながりのような出会いセレンディピティだとして、デジタルの世界での(演出された)出会いがアルゴリズムだとして。
アナログとデジタルをつなぐ偶然の出会いは何と言うんだろうか?というかむしろ将来は世の中のすべてがアルゴリズムみたいになって、ほんとに純粋なセレンディピティとか減っていくのかな。

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