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桃鈴ねねに見るVtuberの設定変更とリスク

桃鈴ねねの新衣装公開に伴って細かい所が結構変わっている。

衣装の変化

まず当然目に付くのは衣装。いわゆるチャイナ服をベースにデザインしていたが、今回の新衣装でヒラヒラのアイドルっぽい衣装(正直詳しくないので良く分かんないけどw)になっている。どうやらチャイナ服は封印してしまうようだ。

以前はがっちりガードされていたが、今回から胸元をがばっと開けて素肌の露出が非常に増えている。また衣装の効果か、髪のピンクのグラデーションが目立っている様に思える。前のデザインは公式サイトでは封印されてしまったので下のPRTIMESを確認してもらいたい。最近は5期生との絡みでエッチな要求をするおじさんと化しているので、本人も随分センシティブな感じになっている。

語尾の変化

これは別に新衣装に合わせてではないが、「〇〇ある」という語尾を付けるのがねねちの特徴だったが、デビュー後から徐々に使わなくなって今では完全に使わなくなっている。元々あんまり「ある」って言わないねとは言われていたが、ねねちの昔のお昼配信を聴くと違和感が凄いw

説明文の変化

以前の公式サイトでの説明文はこうだ。(↑に貼ったPRTIMESから確認できる)

アイドルにあこがれて、異世界からやってきたチャイナ服の女の子。 歌って踊ることと餃子が大好き。たくさんの人に愛される存在になるべく、 日々特訓中。故郷では「タオリン」と呼ばれていた。

そして現在の説明文はこうなっている。

アイドルにあこがれて、異世界からやってきた女の子。
歌って踊ることとお絵描きが大好き。
たくさんの人に愛される存在になるべく、日々特訓中。

一部設定が変更されている。タオリンよ……。

まとめ

Vtuberの設定変更は探せばきっと他にもありそうだが、ここまで大々的に変更した(PRTIMESを使ってまで宣伝した)のは初じゃないだろうか? 書き残して置かないと忘れ去っていくと思うので忘備録的に一応メモしておきました。

ここからは蛇足

映画で白人以外の「役柄」に白人を採用すると「ホワイトウォッシング」と呼ばれ、特定の人種の役柄にその国の大多数の人種の役者を採用すると「カラー・ブラインド・キャスティング」と呼ばれるらしいですが、今回はその逆で「役柄」から特定の人種を想起させるものを除くという対応を行いました。これは中々興味深い対応だと思います。

日本人が中国っぽいキャラクタを「〇〇ある」って演じてたら、ある日から突然キャラクタのイメージが変わる。他に似た例はあるのだろうかと思い返してみたら、漫画でもヒロアカの志賀〇太の人名変更もこれに近い気がします。今回は(内情はわかりませんが)自主的な変更ではありますが、結局のところ大本は変わらないわけで、圧力や懸念によってVtuberの設定や名前が変わりえるというのは無視できないリスクなのかもしれない。

人の過去は変えられないが、Vtuberの設定は変更できる。とはいえ、設定を軽々しく変更するのも運営の暴挙だとして、炎上要素を含んでいる気もする(例えばアズマリムの炎上も、最初は突然の望まないキャラクタの設定変更や性格変更の様な指導を受けたという訴えから始まっています)。

今回は比較的ソフトランディングしていると思うし、ねねちの発言から考えても運営と比較的落ち着いて協議したうえで決めた決断と思われるので、上記の例には当てはまらないと思うものの、やはり途中からの設定変更は非常に繊細な部分ではあるので気を付けていくに越したことはないと思います。まる

3Dお披露目のタイミングが一人だけ遅れたりとか、ライブに参加できないとか、本人にしか分からない制約のきつさはホントにあると思うけど、これを選択した本人や色々考えてくれたスタッフさん達にも良い結果になって欲しいとおもうアルよ。

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