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7)税務署1周目
ちょうど確定申告のシーズンに入り、父の確定申告が必要じゃないのか?と気づき、地元税務署に行きました。
1.
タイミングが悪く、今年から地元では『確定申告の相談受付コーナー』をやらないことになったので国税局(遠い所……)まで行けと言われました。
(完全に仕上げた申請書なら受け取ってくれるそうです)
『おいおい、ちょっと待ってくれよ…』と頭が瞬時に燃えましたが、ちょいお歳に見える税務署員さんが、わざわざ寒風吹きすさぶドアの前(外です)に立って、私と同じ境遇の方々(次々に来た)に、あれこれ言われている様は涙を誘います。
2.
思わず遠い目になって、「国税局ですか。地の果てですね」とつぶやくと、職員さんはぼそっと、「3月14日過ぎたら、こっちに戻ってくるから(何が?権限?)納税じゃなければ、それからでも……」と返事をくれました。
さらに、「納税でしたらどうなります?」の問いに「追徴金……ですかね」と返ってきました。なんということでしょう。
まーこの時点で、納税になるのかどうか自分には分からなかったので、一時退却して調べ直すことにしました。
実のところ、税務署に行って聞けば何とかなる位に思っていたので、ろくに調べてませんでした。
3.
ネット等で調べていくうちに、故人の確定申告は『準確定申告』と言って、相続人が相続を知った日の翌日から4カ月以内に行えばいいということを知りました。
そして、
『1月1日から3月15日までに死亡し、前年の確定申告が行われていなかった場合は、前年分の準確定申告も同様に行うことが必要』
という趣旨の文がありました。
なるほど、そりゃそうかーと、この時点で思ったのですが
「……え?つまり申告書類を2回書けということですか」
というリアクションが出たのは、これよりずっと後、次に税務署を尋ねた時の話です。
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