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いろいろ救われた夕飲みの話

1.

定時労働者ではないので、空く時間がまちまちです。そうなると、たいていの人とは時間が合わないので、飲み会に行く件数はここ2、3年でガタッと減った……というか、キレイに無くなりました(-_-;)。

もともと付き合いが悪かったので、以前もそんな頻繁に行ってたわけではありませんが、全くなくなると、居酒屋の、迷惑なほど騒がしい雰囲気と、多彩で高カロリーなメニューが恋しくなります。

……外飲み(やカラオケ等)で発散していた分のストレスが、静かに確実に自分の中で溜まっているのに気付いたのは、頭痛が多くなってきた頃でした。

2.

頭痛持ちだったので、片頭痛の薬やロキソニン等は常に持っていました。
ただ片頭痛は、基本的にぐっと痛くなり、すっと消えます。夜から明け方痛くなったり、鈍痛が1日続いたりすることは、それまでありませんでした。

折しも、SNSやTVで、脳梗塞や心筋梗塞関連のニュースが何度も目に入るようになってました。

『それまでになかったような殴られたような痛み』という症状ではなかったので、救急車を呼んだりはしなかったのですが、夏バテは感じていたので、熱中症かと思い医者へ行きました。

結果、血圧がひどく上がっていることを指摘されました。もともと上は110くらいしかなかったのが、140ちょい。騒いでもいいところでした。

熱中症の疑いもあったので、おとなしく点滴を打たれ、血圧に関しては様子を見ようということになりました。

3.

医者に訊かれた『最近イライラしたり、ストレスに心当たりは?』については、心当たりありすぎでした。

親の介護をしている話をすると、あーって感じになって、『カッとするだけで血圧上がるから、あんまり我慢しないでね』と言われましたが、どうやって?って訊き返したい気分になりました。

ただ、現状のままだと、血管ぶち切れて入院したり、最悪死んだりする可能性があることは理解できました。「ストレスを減らす、散らす」ことが生き残る為の、喫緊の課題になりました。

4.

まずストレスを減らすことについては、『がんばらない』を重点に。

1.無理だと思ったら、そこで止める
 →矛盾した会話の話し相手等
2.疲れたと思ったら、手を抜く
 →食事、掃除他
3.周囲を気にしない
 →『もっと辛い人がいる』、『介護される方も辛い』等という、善意っぽい言葉を遠ざける。
(意外にこたえるんです↑ 『=自分が悪い』、って感じになって追いつめられるので)

これも、あんまり徹底すると『がんばらないことをがんばる』ようになるので、緩く、ふわっと、心に留めておくように。

次に、ストレスを散らすにはどうすればいいか、考えました。

5.

それまでも外に出てたり、好きな本を読んだりはしてます。
それでもダメだったんだから、もっと具体的に、発散できる行動に出なければ無理だろうと思いました。

そこで考えたのが、

●カラオケに行く:これなら時間もある程度自由、一人でもできます。

●ひとり飲みをする:昔は仕事帰りにふらっとPRONT行ったり、HUB行って1杯飲んでいたのを思い出しました。

これはどの程度、効果があるのか疑問でしたが、介護が始まって以来やってない『外で飲む』行為は、思った以上に心がわくわくしました。

6.

1時間半以内で、行って帰れる場所にあって、ちょい飲みが出来る場所。PRONTもHUBもキリンシティもありませんでしたが、ファミレスならありました。しかもサイゼリア!確かグラスワインが100円で飲めた筈、と思い出し、さっそく行ってみました。

夕方前、4時頃、お店はランチのお客様が落ち着いて(しかしまだランチやってた!)、空いてました。4人掛けの席に案内されて、さっそくメニューブックを見ました。

見たことないメニューもありましたが、ここはやはり昔懐かしさを取って、サラダ+パン+発泡ワインにしました。長居できないんで、すぐ食べられる量です。

お店もお皿も、暖かく美味しく落ち着きます。思えば、給仕されるのも久しぶりな気がしました(外だとファーストフードが多いからか)。1杯のワインをちびちび飲んだんですが、それでもほろ酔い気分になれました。

7.

店にいたのは40分くらい。会計で安くてまたびっくり。キャッシュレス決済は使えなかったですが、そんなんまったく気になりませんでした。

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ぜったい、ぜったいまた来よう!と思ってお店を後にしました。
手放しで幸せな時間でした。

(その後、カラオケにも行ってきました!何か知りませんが、涙ザクザク出てすっきりしました。ただ条件に合う所がちょっと遠いので、ひと月に一回行けるか行けないかです……ご褒美的に行く道を考えようと思いました)


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