#47 El Camino de Santiago 2018/6/9

今日はスペイン留学の続きを。
2週間の語学留学の後、父とマドリッドで合流しました。
目的は…


巡礼の道を歩くため!

スペイン北西部に位置するサンティアゴ・デ・コンポステーラはご存知ですか?ここは世界三大聖地の1つなんです!(エルサレム、ローマに続く。)
聖ヤコブの墓があったこの場所に教会が建てられ、コンポ(野原)ステーラ(星の)と名付けられました。
さて、コンポステーラを目指す巡礼路はいくつもの種類があります。

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サンティアゴ巡礼路 (出展:http://whc.unesco.org/en/list)

今回私が父と歩いたのは「フランスの道」(赤い太線)の最後の120kmです。
つまりこの地図で見ると最後の1cmくらいです。(笑)
「フランスの道」は、全行程歩くとフランスとスペインの国境がスタート地点で、ピレネー山脈を超えるところからスタートします。
巡礼の道に興味を持ったのは本屋さんのスペインコーナーで出会った一冊でした。

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戸谷 美津子さんの書いたこちらの本です。

スペインを知りたい、キリスト教に興味がある、歩くことが好き、静かな時間が欲しい、自然のパワーに触れたい、新しいことに挑戦してみたい…
そんな私にピッタリ当てはまる巡礼の旅に惹かれたのです。
それから多分1年くらいで実際にスペインに行くことになって、だったらもう歩くしかないでしょ!となりました。ただ、全工程歩くには1か月以上必要だからスケジュール的に厳しくて、今回は最後の120kmにしたというわけです。(100km以上歩くと巡礼証明書がもらえるのです。)そして、学生時代から熱心にキリスト教の勉強をしていた父を誘ってみたら案外すんなりOKが出て、父と娘の旅となりました。
45リットルのバックパックを知り合いから借りて、トレッキングシューズを買ってもらって、なんだか準備段階からワクワクだらけ。
wifi環境が整わないため父と列車の駅でなかなか落ち合うことができず不安にもなりながら、最後は優しい人に助けられて待ち合わせ場所に現れた父。

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さぁ寝台列車に乗って、出発地点のSarria(サリア)まで8時間弱。

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中々列車が出発しないから不安になったけど。(笑)
無事乗り過ごすこともなく朝8時頃に到着!

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車掌さんの「Buen Camino!」(良い旅を!)という巡礼の旅の合言葉で送り出してもらいました〜!


そして早速問題が発生。

巡礼を証明するためにスタンプを集めてタブをするわけですが、そのスタンプ帳がもらえると書いてあったはずの場所が朝だから空いてない。
いろんな人に聞くがみんな言うこと違うので振り回される親子。重いリュックで坂道を上り下りしてたらもうすでに疲れる。(笑)
やっと10時になって開いた教会でスタンプ帳をいただき、

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いよいよ矢印をたどる旅がスタート!

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「パパ、そんな重そうなリュックを背負って今日は24kmくらい歩く予定だけど大丈夫?」心の中でささやく私。
ちなみに父は断捨離が苦手なので荷物を最小限にすることができなかったそうです。このリュックひとつで飛行機に乗らせた私も中々ですね。
さぁ、1日目無事に完歩することはできるのでしょうか?

Be Hope, Be Mare!

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