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私の命綱

世の中には「健康だけが取り柄で」という人がいる。そういう方は別として、人は何らかの病気を抱えたりするものだ。私の場合は2歳からのぜん息で、その人生を変えたのが吸入ステロイド薬。これを欠かしたら私の命はないだろう。

薬がないと生きられないだなんて、悲しい。一生病人だなんて、悲しい。そんな気持ちもわからなくもない。でも薬で救われる程度の病気は、ありがたいのだと私は思う。なんとか日常生活を送れるだけで、どれだけありがたいのか。

だから、だからそれを受け取っている人は、一生懸命生きないといけないんだと私は自分に対して思う。毎日を味わって、なにか貢献をして、自分の楽しみもやりつつ。そうやって「生を満喫」しないとね、だって選択肢があるだけでありがたいんだから。

私がこれに救われてからだいたい24年位経過しただろうか。最近ちょっと悪化しているのを感じている。年とともに酷いぜん息へ落ちていってしまう可能性もある。でも私は20年以上の猶予期間をもらったわけで、これでヨシとしないといけないだろう。ありがたい薬の発明のおかげさま。

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