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抗がん剤への再挑戦 ~母のこと(8)~

母の肺の腫瘍はだんだんと大きくなっているのだが。さすがに苦しさが増してきているため、主治医が再度の抗がん剤を勧めてきた。母も「また抗がん剤をやる」というようになったので、かなり苦しいのだろう。

ということでトントン拍子に治療話が進んだのだが、選ばれた抗がん剤は「ゲフィチニブ(イレッサ)」であった。一時期ニュースになったなコレと思い出して調べてみると、間質性肺炎が副作用として多いらしい。間質性肺炎になったら、ほぼおしまいだと私は思っているので、副作用にはかなり注意しないといけない。

とりあえず肺がんなのに持っていなかった、酸素飽和度を測る機械(パルスオキシメーター)を買ってきておくかと思う。母に渡せば、苦しいときとか勝手に測るだろう。間質性肺炎は息切れと乾いた咳が特徴らしいので、それをしっかり観察して。SpO2も肺炎になれば低下してくるはずだ。今の現状も知っておきたいし。

あとは治療費の援助もしたいところ。親は固辞するだろうけど。でも今現在の治療費もそれなりに増えてきている。そこにゲフィチニブが入れば、貧乏年金暮らしには辛かろう。後期高齢者で1割負担はありがたいことで助かっているけれど、癌の治療は安くはないのですね。

今は楽になりたい母の気持ちを尊重するしかない。だって苦しいのは辛いもんね。副作用が少ないことを祈るばかり。

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