大相撲名古屋場所は三賞大盤振る舞い♪

【大相撲名古屋場所所感】
豊昇龍が初優勝。龍の目にも涙。
土俵上とは変わってインタビューでの爽やかな笑顔で嬉しさを爆発させた。
おじさんネタもめっちゃウケがいいよね(笑)

錦木が引っ張った前半戦。「10勝したら考えます」と話したとおりに10勝してから急に「腰が引け」(鶴竜親方言)連戦連敗。
意識しすぎたんだろうねぇ。長年の苦労がやっと花開きかけた場所。
初土俵から103場所での殊勲賞・三賞初受賞。
史上最遅での三賞受賞。腰の重さが際立つじっくり相撲ならではの最遅かな。しっかり組んで落ち着けてからジワリと攻める錦木の相撲は長く取れる気がする。今回の反省を活かし次の場所も期待大。

初入幕での優勝なら109年ぶり。両國さんが109年前にやってのけた偉業に髷を結えないザンギリ頭のスーパールーキーが手を伸ばした。
親方白鵬の間に桜を入れて「伯桜鵬」高校卒業後初土俵から3場所で新入幕。今場所を沸かせた主役のひとり。
下半身の強さと「相撲がうまい」とはこのこと。な横綱相撲。白鵬から受け継いだ技術を存分に土俵上で発揮し、敢闘賞・技能賞を獲得。
来場所も楽しみな男。優勝狙える実力はもうあるのでは。輝きが違う。土俵降りてからの振る舞い言動もまさに「強いお相撲さん」。
15日目、豊昇龍との一番は「弱かっただけ」と本人の談。初づくしで結び前の一番に上がってきたら雰囲気も全然違うし、緊張するよね。

北勝富士も敢闘賞初受賞。優勝決定戦までもつれ込んだが最後にやはりメンタルの弱さが出た。優勝決定戦で簡単に引いたらいかん。持ち味を土壇場で出せるメンタルが欲しい。久々の勝ち越しの場所。
あまり考えずドーンと行ってしまえば勝てる力はあると思うけど、考えすぎるからこういう結果になってるんだろうけど。

北青鵬はちょっと期待はずれ。上背ありすぎて取りにくいのか、いつも半身の片手上手で長い相撲に。翠富士が千秋楽豪快に綺麗に投げ飛ばして北青鵬対策を示しちゃった感あり。翠富士も今場所元気なかったなぁ。

豊昇龍、琴の若、豪ノ山、湘南乃海もそれぞれ敢闘賞受賞。
三賞の条件はまず勝ち越し。(横綱・大関以外の幕内力士が対象)
そのうえで、「敢闘賞」は10勝以上、もしくは横綱・大関を破った、「殊勲賞」は今場所優勝力士を破った(横綱・大関を破った、関脇以下で優勝した)、「技能賞」は立ち合い・押し・投げ・寄りなど多彩な技能を見せた。
などが追加条件として選考会で検討され決められる。
なので、過去最多の三賞を出した今場所はかなり盛り上がって、色々もつれた場所といえる。
確かに面白かった。優勝レース上位者が後半負けていく漫画的展開。
大関を狙える位置にあった大栄翔と若元春が千秋楽で敗れ9勝どまり、一方で豊昇龍は優勝で大関昇進を確実に。

しかしながら、新大関の霧島や若隆景が怪我で振るわなかった今場所。
来場所は万全の状態で土俵に上がり三賞受賞者をバッタバタと投げ飛ばして、さらに面白い15日間を披露してほしい♪
伯桜鵬はこのまままっすぐ出世街道爆進してくれ!
11月の九州場所ぜったい見にいこ~!!!!


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