フロムの「死にゲー」
「死にゲー」とよばれるゲームのジャンルをご存知だろうか。
難易度が高すぎて死にまくる。その高難易度さがプレイヤーの闘争心をかきたて、達成感に酔いしれる麻薬のようなゲームとなっている。
フロム・ソフトウェア開発、2009年発売の「Demon’s Souls」からそうよばれるようになった。
フロムではないが、古くはファミコンから「魔界村」「スペランカー」が死にゲーとして有名だと思う。
3作ある「DARK SOULS」シリーズからはさまざまなことを学び、成長することになる。
忍耐力
観察力
判断力
記憶力
思考力
集中力
なにをそんなゲームごときで。と思うかもしれないが、こればっかりはプレイした者にしかわからない。
下手をしたら100回以上は楽に死ねるのだ、もちろんどんなに熟練した者でも慢心や油断をしようものなら死んでしまう。
ボス相手ならいうまでもないだろうが、ザコ相手でも同じことがいえる。
なにより多いのが落下死となる。
なによりも重要なのは「事前のイメージ」といえる。ボス戦はそれをするかどうかで難易度は劇的に変わる。
仕事に置き換えると、どれだけ重要かを理解してもらえるだろう。
プレゼンの前、若手の指導、交渉、あげればキリがない。
そんなゲーム楽しいの?
はい、楽しいです。たとえゲームといえども成長を実感できるのはいい。
ストーリー性はあまりないようなものだけれど、中世ファンタジーの美しい世界は細部までつくりこまれ、基本的には効果音しかなく(それがいい)なのにボス戦で流れる荘厳な音楽はゆっくりと聴いていたいのに、強敵あいてにはそれも叶わない。
40代になったいまでは、老化防止と老化チェックのためのツールとしている。
残念ながら大盛りのラーメンは食べられなくなり、揚げものを食べたら胃もたれするようになってしまった。
それでも「死にゲー」はまだまだ若いとき以上にできる。
フロムさん、これからもお世話になります。
それでは終わります。
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