アイデンティティは見つからない
昨今、個人の尊重が取り上げられ、若者は自己のアイデンティティやオリジナリティを探すことに四苦八苦していますね。
というのも僕自身が自分の個性(オリジナル)を血眼になって探していた経験があります。
いろんな人に聞いて回ったりして、友達とか、家族とか、知り合いとか、知り合いの知り合いとか…
でも結局のところ、そんなことをしても自分の個性というものは分からなかったわけですね。
というか、分かるわけがないんですよね笑
そも、個性というのは『その人を形造る。その人しか持ち得ないもの』だと僕は解釈しているのですが、『その人しか持ち得ないもの』なのだとしたら、他人に聞いても全くもって答えが出るわけがないのです。
個性は言語化がそもそも出来ないものです。言葉というのは、抽象的なものを具体化することで他者とイメージを共有するための道具なわけですから…
その人しか持ち得ないものであるのが『個性』なのですから、
他者と共有できるわけがない=言語化ができない
ということです。
でも、世の中で求められているのは自分の個性をどうアピールするのかが求められているわけです。
そんな世の中が間違っている!と言うだけでは面白くないので、じゃあどう適応すべきかを考えてみましょう。
それは言葉にできない個性を抽象的にイメージいた上で、具体化を言葉によって行う。
というステップが必要になるわけですね。
このステップを踏まずに、初めから言葉で説明できる個性を探してしまうと、結局しっくりこないものになってしまい、さらに血眼になって個性を探すというループに陥ってしまうわけです。
でも、これめちゃくちゃ難しくね!?
と思いましたか?
そんなあなたに一言だけ言わせてください…
『当たり前だろーが、そんな大事なものが簡単に見つかるわけねぇだろ、なめんじゃねぇぞ』
難しいことを難しいままに受け入れなければ個性なんて見つからなくて当然です。
『簡単に見つかる!〜〜』みたいな書籍や有料記事を見るよりよっぽど良いと思いますよ。
個性は探しても見つかりません。
だって、あなたの中にしかないものですから。
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