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新しく出たとこ。『35回/人体』インスリンと胎盤

35回37番(3)
インスリンは、母体から胎児へ移行する。(○or×)


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インスリンと胎盤の関係」が初登場しましたので、確認しておきます!

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・胎盤とは

胎盤は、母体と胎児をつなぐための器官です。
母体は血液を通して、酸素や栄養素などを胎児に提供しています。

この中にはもちろん糖(グルコース)も含まれ、胎児の大切なエネルギー源となっています。

・インスリンとは

インスリンは、膵臓から分泌されるホルモンです。
血液の中にある糖(グルコース)を細胞の中に入れ、血糖値を下げるという働きをしています。また、体内の糖質・脂質・たんぱく質合成を促進するという作用もあります。(インスリンは、蓄えるホルモン。)

インスリンは母体からも、胎児からも分泌されています。
このインスリンはそれぞれ自分のためのものなので、母体のインスリンが胎児に届くということはありません

よって今回の問題
インスリンは、母体から胎児へ移行する」は、×となります。

・関連して覚えられる

一度整理すると、
母体と胎児は胎盤でつながっている
母体の糖(グルコース)は、胎児に届けられる
母体のインスリンは、母体のために働く
胎児のインスリンは、胎児のために働く

という状態が基本です。

これを把握したうえで、
妊娠糖尿病などが起こり、母体の血糖値が高い状態が続くとどうなるでしょうか?

胎児にはたくさんの糖が届けられます。
すると胎児から出るインスリンが増えます。
その結果、インスリンの「蓄える」という作用により、巨大児となるリスクが上がります。
妊娠糖尿病では、巨大児のリスクが増える」のはこのためです。

また、胎児のインスリン分泌が多い状態で出産となると、
母体からの糖はやってこなくなったのに、インスリンは多いという状態になります。
その結果、インスリンの血糖低下作用により、「新生児低血糖」が起こります。

「妊娠糖尿病では、巨大児のリスクが増える」
「妊娠糖尿病では、新生児低血糖に注意する」

この2つはこれまでに出題されていますので、今回の問題とつなげて覚えておくことがポイントです(^^♪

今日も勉強おつかれさまです。
marcy

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