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「ゼルダ無双 厄災の黙示録」の感想【2020】


昨年末の記事にも書きましたが、発売日に買った(届いた)けど新サクラ大戦の舞台とかぶっていたため当日に遊べず、その後も舞台の余韻に浸ってるうちにモチベが無くなったので、まともに遊び始めるまで時間がかかってしまいました。そしてそれも10時間もしないうちに途切れてしまったため、改めて集中的に遊ぶようになったのは年が明けて少し経ってからという。昨年9月に初公開されたときは「約束された神ゲー!」とか騒いでたのに、自分でも驚くほどの変化でした…。まあ、体験版でどんな感じかは把握してたので、急いで遊ぶ必要が無かったとも言えるんですけどね。


■ゲーム全体

「ブレワイの要素を混ぜたゼルダ無双」という、まさにそのまんまな感想でした。しかし単にブレワイのデザインを被せただけのゲームではなく、シーカーアイテム(ビタロック、アイスメーカーなど)やラッシュ(敵の攻撃をギリギリで回避するとスロー画面になり、カウンター攻撃を連続で叩き込める行動)、素材を入手したり、コログが隠れていたりなど、ブレワイにあった要素がふんだんに盛り込まれているので、続編だと実感出来る内容になってます。

舞台がブレワイの100年前ということで、英傑たちが活躍…というか操作出来るのが嬉しかったですね。ストーリーに関してもムービーがたくさんあって見応え抜群でした。ブレワイではその辺りが薄かったので、本作は良い埋め合わせになってると思います。

本作の見どころの一つに神獣(ブレワイであった巨大ロボット的な存在&ダンジョン)を操作するバトルがあります。広大なフィールドを神獣がのっしのっしと動き、豆粒のように小さい敵や、おもちゃみたいに小さなガーディアンやイワロックたちを蹴散らしていきます。これは非常に爽快感があって楽しかったですね。

ストーリー関連のバトルはそれほど多くないですが、それだけを進めているとキャラの強化が追いつかなくなるので、寄り道(バトルチャレンジ、素材集めなど)がほぼ必須となります。なので自然とプレイ時間も長くなっていくため、けっこうな遊びごたえがあります。

難易度的には少し難しめ、歯応えのある無双と言ったところでしょうか。適当なボタン連打では突破出来ないけど、敵の攻撃を見切って適切なアクションで倒していき、キャラをしっかり強化していけばクリアは可能です。

自分はストーリークリアに約20時間、クリア後は全てやり切れてないですが、大体終わらせて+20時間の、合計40時間以上は遊びました。


■キャラクター(ややネタバレあり?)

オーソドックスで使いやすいこともあり、リンクが使えるマップならとりあえずリンクって感じで遊んでました。他のキャラは使用制限があったり切り替えが必要なときだけ使ってましたね。2番目によく使ってたのは同じく使いやすかったウルボザ。雷でけっこうな範囲を攻撃出来るのが気持ち良かったです。途中からはハイラル王、最後の方はミファーも使ってました。ザコ敵を一掃しやすいテバなんかも好きでした。一方で、相変わらずゼルダは火力が低くて使いにくかったですね…。他にも意外なキャラがたくさん登場するので、ぜひその目で確かめてみてください。


■その他

音楽はあんまり印象に残らなかったというか、いつもの激しい無双サウンドが無くてちょっと残念でした。ただ、ブレワイのアレンジやそれっぽい雰囲気の曲は多数あったので、ブレワイファンにとっては楽しめるものになってると思います。

ユーザーインターフェイスは素晴らしく、項目のカーソル移動もサクサク操作出来て気持ちが良かったです。マップのカーソル移動はちょっと遅いですが、許容範囲かなと。また、「どの素材がどこで取れるか」というのもサーチ機能を使えば一目で分かるので、素材集めも快適でした。

キャラの強化関連ではとにかくお金が足りなくなるのが困りました。結局途中からはツイッターで稼ぎの方法を検索してその通りにやってました。

一応書いておくと、素材ドロップ率が上がる印を付けた武器を装備しつつ、ゲルド砂漠のモルドラジークが出てくるバトルでひたすらボコブリンの素材を稼ぎまくり、ときどきマップに現れる魔物素材を高値で買い取ってくれる行商(リト族だったかな)に売りつけまくる、というもの。これだけで一気に数千〜1万以上の稼ぎになります。

ロード時間は無双シリーズとしては普通ですが、他のゲームと比べるとやや長め。とは言えマップが広いしキャラクターも多く配置されてるので、読み込みの長さは納得かなと。


■総括

とにかくブレワイの世界にしっかり浸れるのが素晴らしかったですね。フィールドやキャラクターのデザインがそのまんまということもありますが、原作ネタをちゃんと拾ってるアクション、武器、意外性のあるキャラクターの人選など、本当に「よく分かってるな」と感じさせられます。

英傑たちがより詳しく描かれたことと、自分で操作出来たこともあって、より愛着が湧きましたね。過去に発売された四英傑のamiiboも今ごろ欲しくなりました。

ブレスオブザワイルドの世界観が好きな人はぜひ遊んでみてください。

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