見出し画像

頑張れ岡野洵、帰ってこい鳥海晃司

岡野洵の町田ゼルビア移籍が発表された。アカデミー出身の若手が完全移籍でライバルクラブに流出したことは非常に痛手だが、今季の岡野は後半戦からポジションを失っている状況で、最終節もベンチ外。

右センターバックとしては契約更新済の鈴木大輔新井一耀に次ぐ評価ということなら、たとえアカデミー出身であっても出番を求めてチームを変えるのは悪いことではない。町田ゼルビアのセンターバックは37歳の深津康太が最多出場。24歳の岡野にはこの牙城を崩して、チームの核となる選手になって欲しい。

ジェフは昨年もアカデミー出身のセンターバックが退団した。セレッソ大阪に移籍した鳥海晃司。彼は今季、公式戦17試合出場(リーグ4試合・カップ2試合・天皇杯5試合・ACL6試合)。来季のセレッソにはACLがなく、引き続きカップ戦要員になると出場機会はさらに限られてしまう。

思い出すのはジェフアカデミー出身で、ガンバ大阪に移籍した井出遥也。1年目はACLもあって公式戦13試合(リーグ2試合・カップ2試合・天皇杯1試合・ACL8試合)に出場したが、ACLがなくなった2年目は出場試合数を減らし、コンディションを落とした状態で戻ったJ2で3年を過ごしている。

今のレギュラーは瀬古歩夢(21)と西尾隆矢(20)でどちらもセレッソのアカデミー出身。控えには191cmのブラジル人センターバック チアゴと右サイドバックでも起用できる進藤亮佑(25)がいる(彼らの去就もわからないが)。26歳という年齢を考えても、岡野のように出場機会を優先した決断があっても良いと考えている。もちろん理想はジェフへ帰って来ることだが、どんな決断をしたとしても、岡野と鳥海の2人が来季活躍する姿が見たい。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?