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「WANDS再始動」に思うこと

(出典:WANDS「真っ赤なLip」 MV by WANDS Official)

WANDSの再始動ということで。

1/29にシングル「真っ赤なLip」を引き下げて、第5期のスタートということで、ニュースサイトにも出ています。https://www.oricon.co.jp/news/2148589


「真っ赤なLip」はアニメ「名探偵コナン」のOPになってるし、youtubeにもPVが上がってるので、ちょっと見たんですけど。

自分としては、非常にいいなと思って。

WANDSは1991年にデビューして、2000年に「解体」しましたが、実に音楽性が多様で、同じバンドとして一括りできない側面があると思います。

ただ実際のところ、WANDSが一番人気だったのは、なんといってもボーカルの「上杉昇」さんとギターの「柴崎浩」さんが在籍した1期~2期の頃ではないかと思います。

この二人が1997年に脱退し、いったん活動休止に入ったことで、それまで無敵だったWANDS人気が、少し落ちていった感じがしましたね。

その1997年の9月ごろに別のボーカル、ギターの人を迎えて第3期がスタートするんですが、1期~2期ほどの人気が出たとは正直なところ言い難いと思います。

まあ1997年あたりというと、1993年前後の「ビーイングブーム」もやや陰りが見えてきた感もあったかもしれませんが。

驚くべきことは、この第3期WANDSが活動を始めるのとほぼ同時期に、WANDSを脱退したボーカルの上杉さんとギターの柴崎さんが「al.ni.co」というユニットを結成し、WANDS時代とは全く違う方向性での音楽を始めたんですね。

系統でいえば「オルタナ」とか「グランジ」とか、海外でいえばNIRVANAが志向していたような音楽性です。

活動時期がかぶっていたこともあって、一部のファンの人の中では、半分冗談(?)で、「どっちが本流のWANDSだ!?」みたいなことを言ってる人もいましたね。

「あくまで『WANDS』という冠名がついてる以上、第3期が正当だ」という意見がある反面、「中心メンバーだった上杉昇と柴崎浩が結成したのだから、実質al.ni.coのほうが本流」といった意見まで。

そこは音楽なので。ファンの人も色んな意見というか、好みもあると思うのですが。

ただなんだかんだでal.ni.coも2年くらいで活動休止、WANDSも解体ということで、いつしか過去のものになってしまっていた感もあるのですが・・・

今回、「上原大史」という方をボーカリストに迎え第5期をスタートさせると。

PVなんかを観る感じでは、歌い方に関しては多くの人が指摘しているように、「意識してる感」は実際のところ感じましたが・・・

ただなんとなく、「これがWANDSの原点なのかな?」という思いもあったのです。

いや、自分はプロデューサーでもないし、もちろんメンバーでもないんですけど。

なんか、なつかしい感じがしたというか。

上杉さんと柴崎さんがまだ在籍していたWANDS2期の終わりころは、だんだんとオルタナやグランジの萌芽を感じる音楽性になっていました。

それはそれで大好きだったんですけど、それとはまた違う、ある意味「原点に戻った感じ」というか。

僕はリアルタイムでWANDSの音楽に触れてはいましたが、悲しいかなまだバイトもできない年齢だったから、ファンクラブにも入れなかったし、ライブにも観に行くことができなかった。

でも大人になった今なら、それが可能です。

もし5期でツアーをやるなら、ぜひ観に行きたいと思います。


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