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読んで学ぶMM入門16〜インナーマッスル〜

インナーマッスルを鍛えるのが良い!

とはいうものの、インナーマッスルとはなんなのかをよく知る人は多くありません。
トレーニングの際は、鍛える目標がどういったものなのかを理解して、的確に行う必要があります。

人間の身体には大きく分けて[アウターマッスル]と[インナーマッスル]の2つがあります。

アウターマッスルは大きな力が発揮できて、おおざっぱに動くことが得意な筋肉です。ですが、持久力が無く疲れやすい性質も持っています。

イメージとして、身体の表面近くに存在することが多く、故に"アウター"と呼ばれます。

一方、インナーマッスルは持久力がありますが大きな力は出ません。役割としては身体全体のバランス調整が主です。

身体の深部や関節の近くにあることが多いので、"インナー"と呼ばれます。

さて、ここで問題なのは、インナーはなかなか認識しづらいのです。なぜなら、身体が動くときは必ずアウターも一緒に働き、そちらの方がずっと認識しやすいものだから。
なので、いくら筋肉に詳しい人でも筋トレでインナーだけを狙って鍛えるのは難しいでしょう。

ではどうアプローチすべきか。
インナーを鍛えるのが良いという考え方は、今までインナーを効果的に使えていなかったという背景があります。つまり、強くするのではなく、使える状態に身体を整えていくという考え方でトレーニングすると良いでしょう。

インナーマッスルは日常生活の中で常に使われ、姿勢維持やバランス調整にこそ真価を発揮します(だから持久力がある)。
なので、積極的に動かして鍛えるやり方には向いていません。

インナーを鍛えるには、より軽い力で(=アウターを多用しない)姿勢を維持することがポイントです。
では、今まで行っていた筋トレを一度見直してみましょう。

プッシュアップの場合、腕を立てるとプランクの状態になりますが、このとき姿勢はまっすぐ保たれていますか?もしくは、お腹にばかり力が入っていませんか?
足先から頭のつむじまで、糸を引っ張るようにピン、と伸びるのを意識して姿勢を整えましょう。

プッシュアップは有名な胸トレですが、使いようによっては非常に有用な体幹トレーニングにもなります。

アウターに比べるとインナーのトレーニングは実感が薄く、鍛えられているかよくわからないものが多いですが、継続すればジワジワと、動きやすく楽になってきます。
しっかりと意味を理解して取り組めば、成果は必ず上がるでしょう。

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