マガジンのカバー画像

マーチング祭®︎

36
▼20218年発足した「マーチング祭®︎」 ▼2023年1月 NPO法人登記 ▼ビジョン:"マーチングを、もっと身近に" ▼Sports of Sound®︎ ▼マーチングをエンタメ…
運営しているクリエイター

#WGI

112. 2024横浜ファイナル奮闘記4|なぜエンタメなのか? 鶴巻敬

「このままではマーチングを守れないですよ」ニシノコンサルでズバリ言われた。 マーチングを盛り上げたいと、様々な活動をしてきました。 【東北マーチング・バトントワーリング活性化実行委員会】という団体を発足し、マーチングのイベントを立ち上げ、街なかで無料コンサートを開催したり、講師を招いて指導者セミナーを始めたりと… 一定の成果はありました。 しかし少子化の波もあり、各バンドのメンバーがどんどん減っていってます。 マーチングを盛り上げたいという想いは変わらない。 でも、マーチ

111. 2024横浜ファイナル奮闘記3|世界で体験した"憧れ"を子ども達にも祖国日本で

1|"憧れ"はいつまでも灯る中学生で吹奏楽部に入部した。 顧問の先生がマーチング経験者で、当時としてはとても珍しかった「DCIファイナルのビデオテープ」を音楽室でよく観せてくれた。 画面中に観た世界 - 照明に照らされたカッコよさ - 大歓声 - 広大なスタジアムでのパフォーマンス - 圧倒的なパフォーマンス 当時中学生だった私たちの心を鷲掴みにした。 「この世界に行ってみたい」という"憧れ"を自然に抱いていた。 当時はインターネットもなかった。 英語なんて全く分からなか

110. 2024横浜ファイナル奮闘記2|マーチングをエンタメにする試み

1|マーチングをエンタメに[横浜ファイナル]を、エンタメスポーツ:マーチングとして内外に発信する場所にしたいと考えています。 参考にしているのは、  - Bリーグ / バスケット  - Dリーグ / ダンス などです。 スポーツ競技が音や照明によって演出されることによって「エンタメ」になり、スポーツ競技だけでなく、非日常空間を楽しめるものになっています。 2|ニシノコンサルを受ける"マーチングをエンタメにしたい" ということは、早い段階から考えていました。 マーチングがもつ

109. 2024横浜ファイナル奮闘記1|会場使用料どうする!?事件

1|会場確保は一年がかり2019年よりマーチングバンドの大会を立ち上げ、運営してきました。 2023年は3つの大会(湘南藤沢OP / 岐阜SC / 東海OP)を開催しました。 2024年は、ここに当初より念願であった「FINAL」を開催いたします。 【2024大会開催予定一覧】   9月   湘南藤沢オープン @秋葉台文化体育館  10月  岐阜ショーケース @東海学院大学  11月   東海オープン @豊橋市総合体育館  12月  横浜ファイナル @横浜BUNTAI ht

66. after movie|いつまでも残したい"瞬間"

1|選手とファンのため私たちスタッフは、出場する選手の表情や高揚感を間近で観ています。 実は私たちスタッフも、選手からワクワクや緊張感、高揚感を一緒に会場で味わっています。 私たちが選手の近くで感じている景色/空気感を、 - 会場にいたファンの皆さま - 会場にこられなかったファンの皆さま - 選手の皆さま と一緒に、イベント終了後も楽しめる機会と時間を創るために、制作しています。 after movie をみると、 その時の想い出が一瞬で蘇ります。 その時の高揚感や楽し

65. ライブ配信|ぼくたちは魔法使いではない

マーチング祭では「ライブ配信」を行なっています。 初めてライブ配信に取り組んだのは、2018年でした。 その当時は、今ほど(2022年現在)はライブ配信は普及していませんでした。 ライブ配信を担当している「Masaki Works」は、 マーチングに青春を燃やした経験のある方です。 経験者ならではの視点で、 いつも愛のある映像を私たちに届けてくれています。 最初の頃は何もかも手探りでした。 予期せぬトラブルに見舞われたり、 準備が開園ギリギリまでかかったりするなど、 様々

63. 会場の空気をつくる 黒幕のお話|ぼくたちの想い

私たち大会は会場背面に、大きな黒布をつけています。 30メートル以上の巨大なものです。 この大会のためにつくりました。 - 選手がフロアに入った時に感じる「特別感」をつくるため - お写真が綺麗に撮れるため - 会場のお客様に少しでも集中して鑑賞していただくため "ただの黒幕"  と思う方もいらっしゃると思います。 そうです。ただの黒幕です。 ですが、 - 選手にとって想い出に残る舞台にしたい - 会場に足を運ぶファンの皆様に もっとマーチングを楽しんでもらいたい その

57. 繋がり広げるマーチングコミュニティー|MEP™️

マーチング祭®︎ 1|MEP™️ は プラットフォームマーチングがお稽古事として普及 / 認知されているミライを創りたい インストラクターやジャッジをもっともっと増やしたい クリエイター/インストラクターがより身近に活躍できる環境を創りたい マーチングチームを47チーム創りたい マーチングお稽古教室を創りたい そのために、 ⑴ イベントを創る ⑵ 人材を育てる ⑶ チームを育てる を進めていく必要がある。 MEP™️|Marching Educational P

55. Finalまで挑戦できる大会を創る|マーチング祭 ALL JAPAN CHAMPIONSHIPS

マーチング祭®︎ 1|リーグ制はFinal まで誰もが挑戦できるぼくたちが開催する「マーチング祭ALL JAPAN CHAMPIONSHIPS」はリーグ制の大会です。アメリカDCI(Drum Corps International)やWGI(Winter Guard International)と同様の開催方法を採用しています。 ① オープンエントリーの大会(どこからでもエントリーできる) ② シーズンFinalまで出場しながらスコアを上げていく大会 ③ 遠征をしたり、さ

51. リーグ制がつくるたくさんの "楽しさ"|マーチング祭 ALL JAPAN CHAMPIONSHIPS

マーチング祭®︎ 1|全国大会の楽しさ毎年12月中旬「マーチングバンド全国大会」(主催|一般社団法人 日本マーチングバンド協会)が、さいたまスーパーアリーナで開催される。 日本中のマーチングバンドが目標とする大会。 この大会に出場する楽しさは、粗くいって次の2つある。 ⑴ 大舞台でパフォーマンスし、勝負できる ⑵ 全国大会でしか観られない団体が観戦できる ⑴  大舞台でパフォーマンスし、勝負できる 「大舞台」はさまざまな捉えがあるだろう。   - 全国大会   - さい

50. スリークロス|*USE YOUR STRENGTHS. "ぼくたち"の物語

マーチング祭®︎ 1|2022 / 5 / 75月7日 FINALまで開催した初めての seasonが、 横浜で幕を下ろした。 3月27日の岐阜会場から始まって、 全6会場を開催した。  - 空気感  - 会場の様子  - 出演者の表情  - 開催してみての感触 などを確認するために。 総走行距離は1000キロを優に越えた。 結論  "やってよかった" 2|マーチングの魅力を再定義したFINALでは、 ダブルパネルでジャッジを6名設けた。 ジャッジの方々も口々に感想を話

48. スリークロスの面白さ5|フロアでの写真と賞状と

マーチング祭®︎  1|フロア / ステージでの写真上掲のような写真は、 スリークロス終了後によくSNSに投稿される。 賞状と一緒に写る嬉しそうな表情。 他チームとの交流。 充足感に満たされる時間だ。 こうした時間を創るために、 どの会場でもイベント終了後に フロア / ステージを開放している。 これまでの努力や頑張りに浸る者もいるだろう。 フロアで他チームの友人と一緒に写真を撮る者もいるだろう。 ここでしか体験できないからこそ、価値がある。 この時間もスリークロスの楽し

46. スリークロスの面白さ4|つくりの違いを楽しむ

マーチング祭®︎  1|2022スリークロス東北 面白い2022スリークロス東北の結果は、とても興味い。  - Div.2 1位|SVCG  - 審査員特別賞|DER GLANZ 共にDiv.2 / カラーガード部門に出場したチームである。 どちらも素晴らしいパフォーマンスを披露した。 ショウづくりのコンセプトが全く異なる両チームが、 それぞれ異なる結果を得た、 非常に興味深い大会だった。 本稿では、どのような違いが観られたか記す。 2|リキャップ / recap を読む

45. スリークロスの面白さ3|スコアを読む

マーチング祭®️ 1|リキャップ / recap ってなんだ?リキャップ / recapとは、 簡単にいうと「要約」という意味を指します。 その日のスコアを一枚にまとめたものです。 リキャップをみると、  - どのようなパフォーマンスだったのか  - どこに差があったのか など、その日の大会内容が見えてきます。 2|スリークロスの審査観点(GE|PP)スリークロスはショウとパフォーマンスを、  ① 全体効果    |60点  ② 技術 / 習熟度|40点 の2つのカテゴリ