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キッチンの使い勝手

昨年4月、浦添市・牧港のKiCHiさんのキッチンのスタイリングを行いました。

KiCHiさんはオーダーメイドでキッチンを制作してくれる、沖縄にはありそうでなかった制作所さんです。無垢の木を用いたり、大理石だったりかなりのカスタマイズがききますが、規格のパーツもあって、ある程度価格を抑えることも可能、といった融通のききやすい優秀なお店です。

ショールームと工場は浦添市・牧港の裏通りにあって、静かなところでじっくり商品を選ぶことができます。店内には、キッチンまわりのうつわ、照明やDIYパーツなどのグッズもたくさん置いてあり、キッチンを作らなくてもお買い物を楽しめるお店です。

今回はそんなKiCHiさんの新しいウェブサイトの作成にあたり、キッチンをスタイリングする三人の精鋭に選んでいただきました。märch以外には、prootsの萩原さん、アーティストの梅原龍さんのお二方。こんな方々と肩を並べてスタイリングさせていただくなんて畏れ多いですが、食いしん坊の店主はまんまと賄いにつられました(笑)

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私のスタイリングのコンセプトは「ライフスタイルの変化」です。
大学進学から18年ほど、ひとり・または気の合う友人と暮らしてきましたが2018年に沖縄の実家に戻り、両親と暮らし始めました。そして2021年8月には子どもも生まれました。まさに今、ライフスタイルの過渡期にあるというわけです。

18年離れていた人どうしがいきなり暮らしを共にすると、親子とはいえストレスが結構あります。それはお互いに。そして、
世代(価値観)が異なるとキッチンの使い方がまるで違うという
ギャップを感じました。

まず食べ物の好みが異なってくるので、使う調味料が異なります。
調理方法はもちろん、使ううつわ、カトラリー、鍋、いちいち異なります。特に実家のはいちいち大きい。新しく買うにしても家電や食器を選ぶポイントが違うので毎回折衝です。

ひとりや友人と暮らしている時は数は多くないけれど、ちょっとエスニックな調味料だったり、こだわりのキッチンツールやおしゃれなカトラリー、お酒の道具などが整然と並んでいました。重きをおくのは「いかにスタイリッシュでおしゃれか」

実家の場合は、30年以上前から使っているナゾの子供用と思われるプラスチック食器や、結婚式でもらった名前入りのグラスなど、カオスなほどモノがあふれ、そこに統一されたテイストはありません。正直、暮らしていてもこんなのあったっけ?となるほど。それらを整理するとともに、今度は子どものことも考えなければいけない。気が遠くなります。

なので、KiCHiさんのキッチンでは私が描く理想の未来像を、女性が単身から3世代の家族になるまでの変化という形で提案しました。

普通、キッチンは作ったらその時のままなので、家電や使うモノで変化していくものですが、KiCHiさんのキッチンはカスタムがききます。
残念なことに「アフター」の撮影をする直前につわりになり、その後はいわずもがな・・・生まれたけど医療的ケアなどで外に出られず、などで未だ撮影ができていないので、できた際にはライフスタイルの変化に合わせてキッチンも変えることができるという最大の特徴かつ魅力をお伝えできればと思います。

再撮まで時間がかかりそうなので、先にこちらで予告でした。


KiCHiさんWEBサイト:https://www.kichi-okinawa.com/

各人のキッチンへのこだわり:


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