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文章力を上げて伝わる文章を書くために〜「書くこと」のスキルアップ初級編〜

書くことが好き。好きなだけじゃなく、文章も上手くなりたい。上手くなって、読んでもらった人のこころに想いを届けたい。

そんな「書くこと」初心者の方へ向けたスキルアップ講座です。


本題に入る前に少しだけ自己紹介をさせて下さい。

marchといいます。本業は大手企業の一般管理部門(人事総務経理)で中間管理職をしています。(ビジネス文書はそこそここなせます)

いしかわゆき(ゆぴ)さんの著書「書く習慣」に心動かされて自分でも「こころ動かす文章」を書きたいと強く想い「書く技術」を学び始めました。

書籍にあった「書くチャレンジ」を完走して、さらに文章力を上げていきたいと考えている同じ初心者の方へ。

初心者からの一歩を踏み出したわたしが学んだ「書く技術」を発信します。(自分自身の記憶の定着もかねています!)

この投稿を最後まで読んでいただくことで書く技術の「基本のキ」を身につけて、文章力アップに向けたスタートラインへ一緒に立ってもらえたら嬉しいです。

今回の内容は文章力を上げるための初級編として以下の著書を参考にしています。

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「簡単だけど、だれも教えてくれない77のテクニック 文章力の基礎」(阿部紘久著)

数あるテクニックの中から初心者であるわたしが「これは!」と感じた3つを厳選してご紹介します。

書籍に書かれている内容だけでなく、わたしが実務で感じた経験談も交えてお伝えします。

ぜひ最後までご覧ください。

それではご一緒に文章力をアップさせていきましょう!

1.短く書く

不用意に、長く、長く書かないようにすること、それが明快な文章を書くために第一に留意すべき点です。(第一章より抜粋)

本書の第一章、一番目に書かれているのが「短く言い切る勇気を持つ」です。

一文が長くなった文章は読み手に分かりづらいだけでなく大きな負担をかけてしまいます。

言い切ることをためらって、つなげて書いてしまわないこと。

同様に1つの文に情報を詰め込みすぎないことも大切です。


【わたしの経験談】(ビジネスメール)

上司から指示された資料作成が期日に間に合わなかった際に、部下から上司へあてた遅延理由のメールです。

(悪い例)

昨日、○○社の打ち合わせが長引き、終了したのが××時になってしまい、また、本日は朝一で○○社の△△の件でどうしても対応する必要があり、資料の作成ができませんでした。

(良い例)

ご指示いただいた資料の提出が○日になる予定です。

遅延理由は以下二点です。

一点目、○○社の打ち合わせが予定より大幅に遅れたこと

二点目、○○社の件で緊急対応が必要になったこと


※余談ですが指示された期日に間に合わない場合、事前に遅れる旨を報告することが大事です。実際のビジネスシーンでも事後報告が本当に多いです…


2.簡潔に書く

まずは結論から書く

関係のない前置きは削ります。

予防線を張った前置きも削ります。

でないと読み手の気持ちがドンドン離れていきます。


削れる言葉は徹底的に削る

文字を削ると、伝わる情報がその分減るのでありません。逆に、言いたいことがより鮮明に浮かび上がります。


余計な結びも書かない

みんなが使う「締めくくり」ではまったく個性を感じません。

美しい結びはいらない。

スパッと終わると印象的。


3.共感を呼ぶように書く

共感は書かれた文章を読者が自分事に捉えて初めて得られる感情です。


具体的なエピソードから入る 

抽象的で誰でも書ける書き始めは避けます。

自分にしか書けないオリジナルストーリーで冒頭から関心を引きつけましょう。


感動を押しつけず、読み手自身に感じてもらう 

一番望ましいのは、「感動」や「感激」に類する言葉はいっさい使わずに、その場の状況を淡々と目に浮かぶように描き、それを読んだ人が自発的に「素晴らしい」「感動的だ」と思ってくれること。

たとえ自分事であっても事実に淡々と語らせます。 


例えば就職のためのエントリーシート。

自分を飾って大げさなことを書くのは逆効果。自分が実際に行ってきた事実(エピソード)だけを淡々と書いて、解釈は読み手に委ねる(事実に語らせる)ほうが効果的です。


そういえば本業で新卒採用の担当者だったころ、学生さんたちのエントリーシートが「あるフレーズ」一色だった時期がありました。

「♪ナンバーワンにならなくてもいい、もともと特別なオンリーワン」

これ、「オンリーワン」です。

もうすでにエントリーシートがオンリーワンではありません(苦笑)

いいフレーズ!自分の文章に取り入れよう!!と思うようなフレーズは、みんなが使うと「ありきたりなフレーズ」になるので要注意!

共感を得るにはオリジナルストーリーを事実に語らせることを忘れないようにしましょう!


今回は書籍から3つ、ご紹介しましたが、書籍の内容はまだまだ続きます。

もっと詳しく学びたい方は、実際に手にとってみてくださいね!

有料記事について調べていて思いました。有料記事は書き手が作品に価値を見出している。他方、サポートは読み手が作品に価値を見出している。自分以外の人から認めてもらえる、そんな文章をこれからも。