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「ストーリーで語る」をストーリーで語る 〜これが「こころ動かす文章」だ〜

誰でも考えつきそうなベタなタイトルにはワケがある。

それは、私が本の影響をモロに受けたから・・・それだけ。

でも、「それだけ」では収まりきらない、いや「抑えきれない」想いを物語で綴りたいと思います。


その「本」とは、秋山楓果さんの著書「ストーリーで語る」。

伝えたいメッセージを 物語で届ける「ストーリーテリング」という手法で、実体験をもとにした140文字の物語をツィートされてきた秋山さんの真実の物語が綴られた一冊です。


本との出逢い

1月29日土曜日、この日は仕事もなく7時に起床。

平日では纏まった時間が取れず、後回しにしていた読書やnoteの執筆をのんびりと進める。



私の本業は会社員。大手企業で人事総務経理を担当する中間管理職だ。

「大副業時代」と言われる昨今、自分自身のライフプランを考えて副業探しをしている中で、ある書籍から「書くこと」が自分のやりたい事だと気づいた。

情報発信に苦手意識を持っていた私の心を動かし、行動に移るキッカケをもらえた「文章」という魔法。

自分でも「こころ動かす文章」を書きたいと強く思うようになった。

2021年12月、休眠中だった閲覧専用のTwitterアカウントを情報発信のプラットフォームとしてリニューアル。続けてnoteアカウントも取得し発信を継続中。

しかし、読んでくれる方の心に届いているのか、そもそも読んでもらえているのか、発信する自分自身をどうやって育てていけばいいのか。

拙いながら、迷いながらも「書くこと」に関する情報発信を続けていました。



朝10時、トーストとブラックコーヒーで遅めの朝食を摂りながらnoteにポチポチと文章をタイプしては消し、タイプしては消しを繰り返し。

なかなか「書きたい」「読んでもらいたい」と思えるようなアイデアが浮かばない。

やらなければいけない事がある。

それをやる時間も十分にある。

それでも別の些細な用事が入ればそちらを優先して「時間がない」と言い訳。

そんな自分の状況をネタに「明日世界が終焉を迎えようとも私は何もしないだろう」といったタイトルで進まない文章を創っていた。


そんな時、ふとスマートフォンの通知音が。

目をやるとTwitterで私がフォローさせていただいている「読書家」で、私に読書の面白さを教えてくださった方からのツイート。


そこに流れてきた書籍に私の心が敏感に反応した。


異常値

その本の帯にあった「伝わる。ロジックよりも。」の言葉。

この言葉が心に残り、詳細を調べてみる。

ごく普通のOLだった著者のTwitterは開設からわずか100日でフォロワー2万人。

「ストーリーテリング」という技法の文章構成でたくさんの人の「こころ動かす」文章を紡いでいる。


「!!」


もう、読むしかない!

書籍の帯に秘められた魔力。たった一言でも刺さる人には刺さる。

文字通り、私は「ブッ刺された」のである。


今から書店に行こうか?いや、今日発売ってことは近所の書店にはまだ並んでいない可能性がある。

Amazonでポチる?いや、早くても到着は明日、そんなに待てない。


・・・電子版、あるやん!


私はこれまで電子版書籍はKindle Unlimitedしか購読したことが無い。

基本的には「紙派」の人間だ。

色々と理由はあるのだが、一番は「愛着」。

好きな本は眺めているだけでも幸せな気持ちにさせてくれる。

好きな人ならずっと見続けていられる、そんな感覚に近いのかもしれない。

そういう想いが私にはある。

でも今はそれどころではない(笑)、緊急事態なのだ。


何の迷いもなく「即ポチ」。

その場ですぐに読み始める。


Twitter運用、セルフブランディング、ストーリーテリングという文章術。


書かれてある内容と今の自分の状況が重なり、共感しかない。

午後からは所要があり外出したのだが、待ち時間も読む。

トイレでも読む、お風呂でも読む、食事中でも読む。

読む・読む・読む・読む・・・

まさかの数時間で読了。

こんな事は初めてかもしれない。まさに「異常値」だ。


読後感想

自分の今の状況や悩み、それに「想い」と重なることばかりで一気に読み進めてしまいました。

読まずにはいられない、「本に読まされた」と言ったほうがしっくりくるかもしれません。

Twitter運用や文章について悩んでいる人はもちろん、「ストーリーテリング」について興味を持たれたのであれば、是非読んでいただきたい書籍です。


今回、私は本の内容にほとんど触れず、自分が取った行動や想いだけで本の魅力を伝えてみました。ストーリー仕立てで(汗)

書籍から学んだことが少しでも実践できていれば嬉しいです。


「伝わる。ロジックよりも。」は伊達ではありません。

有料記事について調べていて思いました。有料記事は書き手が作品に価値を見出している。他方、サポートは読み手が作品に価値を見出している。自分以外の人から認めてもらえる、そんな文章をこれからも。