絶対達成マインドの作り方 科学的に自信をつける4つのステップを読んでみた

著者は横山信弘さん YouTubeもやってるんですね。
アタックス・セールス・アソシエイツ代表取締役社長。
米国NLP協会認定トレーナーアソシエイト。
1969年、名古屋市生まれ。90年、独立系最大手のITベンダーに入社。97年、日立製作所に転じる。35歳まで営業経験すらない元SEが、5年後、大手メガバンクの支店長クラス100名を研修するまでに。いまや年間100回以上のセミナー、講演は5000名超の経営者/マネジャーを集め、常に満員御礼。24歳からの3年間、青年海外協力隊として中央アメリカのグアテマラで活動していたときに培った精神的タフさとポジティブ思考が最大の売り。2011年、日経ビジネスオンラインで連載した「脱会議」が大ヒット。全15回すべて10万PVを超えるアクセスを記録。2012年に連載した「営業の新常識『超・行動』」は初回から連続して70万PVを記録されたのだとか。

▼動画でザッと内容まとめました〇よければご覧ください。


読んでみて個人的よかったポイントをリマンドしておきます。

・著者は日立製作所在職時代にはモチベーションは何の役にも立たなかったとのこと
・現在の仕事に就いてから、より自信とやる気にあふれ、モチベーションや動機付けなど何一つ気にない生活を送れるようになった
・著者を変えたのは「目標達成があたりまえ」という社風
「お客様のところへ朝10時に訪問するケースで考えると、到着するまでに横山さんは何度も『考える』のです。これが、10時をすぎていいとなると意外と考えないものなのですが、10時には絶対に到着していないといけないと考えると、無意識のうちにかなりの数『考える』ことになる」

・決めたのにやりきれない。結果を達成できないというのは、思考が「あたりまえ化」していないことが根本的な原因なのです。
・過去の経験によってできあがった思考や習慣を変化させるためには「インパクト×回数」が必要。
逆算思考ができると時間が未来から流れてくる
・モチベーションが上がらないから、仕事にうちこめない→仕事に打ち込むからこそ、モチベーションがアップする
・行動を「始められない」「続けられない」「やりきれない」原因のほどんどは、「思考ノイズ(新たな思い込み)」です。

[ペーシング→ラポール→リーディング]
①ペーシング
▶相手、周囲と「ペースを合わせた」言動
▶相手、周囲から「信頼」されるような言動
※信頼される言動をすることも重要だが、信頼をなくす言動をしないことがもっと重要。
※だからこそ「思考ノイズ」は取り除くべき
②ラポール
▶相手、周囲から「認められている」状態
▶相手、周囲から「信頼されている」状態
※自分とラポールが構築できれば、「自信」がついたと言える。
③リーディング
▶相手、周囲をリードできる
▶相手、周囲を動かすことができる
▶相手、周囲に言い分を聞いてもらえる
▶相手、周囲に協力、支援をしてもらえる
※自分とのラポールが構築できていれば、自分をリーディング(動かす)ことができる。

・自分を動かすときは自分とペーシングする
▶わかっちゃいるけど行動しない自分を許してあげる
▶わかっちゃいるけど状態のときは意識し続けることが大切
▶大丈夫。いつかは必ず実行するようになるというふうに書く
▶大丈夫。いつかは始めるから
▶大丈夫。いつかは必ずやるから
▶大丈夫。いつかは習慣にしているから
抜け出た状態を常に意識し続けます

行動をする理由があるから、やりきろうとする→常にやりきるから、その行動をする理由が見つかる
好きな仕事をするから、果敢に仕事に打ち込める→果敢に仕事に打ち込むから、その仕事が好きになる

意識する回数を増やす
意識して行動に移れなくても、その自分を目を背けずに承認し続ける。
一度にいろいろなことは意識できない。焦点を合わせるのは、『あたりまえ化』するまで1つに絞りましょう

脳のプログラムを書き換えるためには「インパクト×回数」です。
「わかっちゃいるけど状態」から「がんばる状態」へとステップアップするためには、意識の「インパクト×回数」が大切です。

眼をそむけることなく、自分のペースに合わせて何度も意識する仕組みを手に入れましょう。

がんばる状態→あたりまえの状態への移行期間=葛藤のシーズン
▶意識しないとできないので肩に力が入り、緊張状態が続く
▶思うような結果が出ない。逆に結果が落ちることもある
▶時間が長く感じられる

葛藤のシーズンは必ず終わる▶長くても8カ月。長くても8カ月以内には思考が「あたりまえ化」します。

がんばる状態→あたえりまえ状態への移行を作り出すために必要なこと
計画は立てるが、ロックしないというのはやめる
行動をロックすると、ほぼ確実に想定外の問題に遭遇します。

同じ行動でも、「ロックした行動」と「ロックしない行動」とではインパクトが異なります。つまりロックすることで、どんな小さな行動も、インパクトを強めることができるのです。

自信がなくても結果は出せる
結果は行動から始まる
目標を達成させるための行動計画をつくり、その計画をロックして行動していきます。ただし、行動すればすぐに望む結果が出るとはかぎりません。行動することで周囲とのラポールが構築され、周囲からの協力を得ながら改善活動を続け、結果を出していくのです。

①行動→②ラポール構築③結果

結果を出す自己マネジメントのロジックはやはり「PDCA」。そして「質」より「量」を重視する。行動をおっくし、いかに想定外の問題をクリアしながらサイクルを回していくかが、重要。

中でもAの改善が重要。誰が改善策を考えるか?まずは自分。そして次に他者。自分一人だけで改善策を考えて、結果を出すことができればいいのですが、ほどんどのケースにおいて誰かの協力なしにPDCA再蚊来るを回すことはできません。

行動を「ロック」するというのは、なかなかできることではありません。
この「なかなかできることではない」ことをあなたは「あたりまえ化」するのです。

そうすることで自分へのラポール「自信」と周囲からのラポール「信用」が手に入る。

ここで重要なのは、結果がでるかどうかは別だということ。大切なのは、結果を出すためのプロセス、特に「姿勢」のほうがもっと大事。

結果を「絶対達成」しようと行動をしていれば、周囲が手助けしてくれるので、無意識のうちに感謝をする習慣が手に入っていきます。

とにかく、行動なのです。行動することで、周囲からの信用も、感謝の気持ちも、謙虚な振る舞いも、そして安定的な結果も自動的に手に入ってくるものです。

ある目標を決めたとき、それを達成させることによって培われる「考える習慣」は、本来目指すべき目標達成への試金石になるのは事実です。

行動と結果を結ぶものがラポールです。行動だけでは結果が出しにくいのです。どうしてもラポールが必要です。

[絶対達成する仕事術:倍速管理]
倍速管理を一言で書くと、期限を2つ折り(半分)にして、2倍速で仕事を片付けるやり方です。

上司から依頼された仕事の期限を2つ折りにしようとすると「半分はいつなのだろう」と計算しなくてはならなくなります。このプロセスが大事です。「期限まで何日間あるのか」と考えるプロセスです。

仮に上司から火曜に仕事を依頼されたとします。期限は来週の木曜日までとのこと。ここであなたは「期限を2つ折りに」にします。土日を除けば、期限までには8日あります。それを半分にするので期限は4日。つまり今週の金曜日です。このように、期限を2つ折りにするだけで、想像以上に脳が働くのです。

次に「スケールテクニック」を使います。

スケールテクニックとは、その仕事にはどのくらいの時間がかかるのかw客観的に見積もり、数値化する作業です。感覚でとらえていた作業時間を見積もります。この習慣を身につけましょう。最初のうちはうまく見積もることができなくても、あきらめないでください。間違えてもいいから、とにかくアウトプットします。

「スケールテクニック」を「あたりまえ化」できれば、行動に対する心理ハードルが低くなります。つまり従来の感覚が修正されるのです。

先ほどのたとえ話に戻ります。

上司から資料作成の依頼を火曜日に受けました。期限は翌週木曜日です。期限を2つ折りにすると、期限は今週金曜日。スケールテクニックを使って仮説を立てると、資料作成は2時間でした。ということは、この4日間のどこからで2時間を確保すればいいだけ、ということになります。

相手とのミスコミュニケーションを避けるために「ワンツー確認」を実施します。上司から何か仕事を依頼されたときは期限までに少なくとも2回は質問をし、その内容を確認するのです。

1回目の確認は依頼されたときです。上司が期待するアウトプットとの逸れを防ぐために、そもそも依頼した上司も、あまり深く考えず、適当に頼んでいるもこともよくありますから、こちらから質問されることで上司自身も考えようとします。依頼されたその場でまず「1回目」の確認カードを切ります。

ところが、実際に作業を始めたら、想定外のことが必ずと言っていいほど出てきます。ですから期限までにもう1回「確認」します。これが2回目の確認カードです。目安としては、2つ折りにした期限をまた2つ折りした日に「2回目の確認」を実施します。今回の場合は水曜日になるでしょう。

[絶対達成するために出会う3種類の問題]
①顕在問題
→すでに分かってる問題
(例)太ってる▶やせたい▶行動計画(週3ジョギング)▶行動をロック
②行動の潜在問題
→やってみて分かった問題
(例)朝は子供の世話があるからジョギングいけない
③結果の潜在問題
→ロックした行動をやりきったのに成果が出ない
(例)ジョギングの距離を延ばす。食事の内容を変更する。

結果を「絶対達成」させようとしたときに現れる「結果の潜在問題」をつぶすことができるかどうかが成功への分かれ道です。

どんなに計画を立てても、行動を始めることができない人、続けられない人、やりきれない人は、どうしても「考える力」が乏しくなっていきます。

言い訳ばかりの人は「考える」数も少ないでしょうし、「考える」深さも足りません。

家族でも学校でも、周囲とのラポールを構築せず、自己実現を強調しすぎるのは結果的に自分を苦しめるだけです。

私が提言したいことは、どんな生き方を選んでもいいし、どんな方法を選んでもいいのですが、いまこの時点でやるべきことがあれば、それは後回しせずにやるべきだということです。だだそれだけです。









この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?