しあわせを生む小さな種を読んでみた

著者は松浦弥太郎さん
1965年、東京生まれ。「COW BOOKS」代表。高校中退後、渡米。アメリカの書店文化に惹かれ、帰国後、オールドマガジン専門「m&co.booksellers」を赤坂 に開業。2000年、トラックによる移動書店をスタートさせ、02年「COW BOOKS」を開業。06年より『暮しの手帖』編集長に。9年間務め、2015年7月にウェブメディア「くらしのきほん」を立ち上げる。2017年、(株)おいしい健康・共同CEOに就任。「正直、親切、笑顔、今日もていねいに」を信条とし、暮らしや仕事における、たのしさや豊かさ、学びについての執筆や活動を続けているのだとか。

個人的によかったポイントをリマンドしておきます。

・しあわせは、たったひとるの大きなことではなくて、
    ささやかで小さなことの集まり
・自分で育てた小さい花を、ひとつひとつ束ねていくこと
・あなたの手のひらには、すでにしあわせの種が握られている
・自分がタンポポの綿毛のようになって、種を世界に届ける
・蒔いた種はいつか必ず花が咲く
・種を蒔くのも、育てるのも、水を撒くのも「あなた」
・この本で得たヒントを実行することが「種を蒔く」という行為
・しあわせの花が咲きほこる庭の主人になろう

・年齢はすべてを決める基準ではない
・素直にものごとを受け入れる心持ちさえあれば、成長できる
・一歩を踏み出す勇気を大切に
・「新しい自分に」いつでも変わることができる

・種を蒔いてもすぐには変わらないということを知っておく
・種を蒔いて自分の庭を育てる=
 辛抱強く我慢をし、同じ日々を淡々と続けること。
・どうしたら楽しめるかという工夫は必要
・続けることに喜びを感じ始めた頃、あるとき一斉に花が咲く
・大切なことはルーティーンにあるという事実
・続けるということは、それだけですばらしい種まき
・日々という名の種を育てる庭師になろう

・肝心なのは自分にとってもベーシックを持つこと
・自分にとって、嬉しい、大切にしたい、守りたいことを書き出す
▼著者のベーシック
①天気のいい日は景色のいいところに散歩に行く
②美しい詞や文章を読む
③美しい音楽を聴く
④人に親切に尽くす
⑤家の中をきちんと整理して清潔にする
⑥できるだけ健康を保つ
⑦趣味を楽しむ
・あなたの7つのベーシックを書き出してみよう

・一日の終わりに、しあわせの種を家族で交換する

・気持ちがすこやかであれば体もすこやかでいられるのではないか
・そのために、自分をいたわること
・「成長する」とあきらめないこと
・心の庭に種を蒔けば、ちゃんと目が出ると信じること
・早寝早起きと規則正しい暮らしは「すこやかさの貯金」となる

・男性も女性も身だしなみを整えることは怠ってはならない務め。
・見る人にとってさわやかでいられるように整えると、福が寄ってくる
・身だしなみは才能と社会を結びつけてくれる
・すこやかな体と心が身だしなみのカギを握る
・いつ誰に誘われても会いに行けるよう、「自分の手入れ」を忘れずに

・人が見ていたらやらないことは、人が見てないところでもやらない
・自分のパートナーに素敵になってほしいなら、まずは自分が相手にとって素敵なパートナーになる。方法はそれしかない。互いがその努力をすれば、家の中は心地よい空間に変わっていく
・休日用の服も、背筋を伸ばして着こなそう

・手をこまめに水で洗うと、気持ちがリセットされるのでおすすめ
・小さなイライラは手を洗いながら水に流す

・あなたに何かを問いかけてくれる日々の道具を選ぶ

・人は常に外の世界の影響を受けている。
・嫌なことをされても、嬉しいことをされても、心はゆらぐ
・そのままでは迷子になってしまうので、1日1日リセットしたい
・「いちばんの自分らしさ」に立ち戻りたい
・著者の場合は「ありがとう」と言葉にして感謝をささげること
・自分の心にあう「立ち戻りの儀式」を見つける
・楽しい話だったらどんなふうに楽しかったのか、感想を添える
・掃除をしてもらったのであれば、どんなふうにきれいにしてくれたのか、よく観察してお礼をいう

・自分らしさを育てていくべき
・みなと同じ意見、ふるまい、行動するを必要などない
・欠点も長所も、同じようにかわいがり、守っていく

・変化を恐れず、新しいことを、素直な気持ちになって、両手を広げて、とり入れること。それが、自分に水を撒き、栄養をあげることにつながる
・どんなことでも「今日がはじめての日」の気持ちで向き合うことが大切
・素直さはあなたを宝石のように美しくしてくれる

・まずは1日だけ「誰も嫌わない日」を試してみる
・素敵な人とは、変わっていける人
・素敵でない人とは、停まっている人

・ものを選ぶときに忘れてはいけないのは「今、いちばん新しいものを使ってみよう、使いたい」という、学ぶこと、感じることの気持ちでないか
・一日一日自分のセンスを更新する
・「食わず嫌い」があれば、何かを大好きになるチャンスです

・自分が必要とされているかどうかを悩むより、人が何を大切にしていて、何を必要としているかをよく考え、今それを差し出す努力をしたほうが、自分もまわりもしあわせ。これがこそが「対応」

・しあわせになりたいなら、願望より希望を抱く
・自分が何を与えられるかを、工夫して楽しむ

・成功の反対は失敗でなく「なにもしない」こと
・とにかくやってみる。一生懸命にやる。夢中になってやる。
・アイディアがあったら試してみる。
・「こんなもの」と思わず大事に育てる。

・できるだけ早い返事が福を呼ぶ。仕事でも暮らしでも。
・誰かが「助けて」といったとき、最初に手を差し伸べてる人であるか
・「助けて」と言葉にしないうちから困っていると気づけるか
・それが即答する力がある人かどうかです。
・早い返事は福を呼ぶ、遅い返事は福を逃すー中国の諺(ことわざ)

・どんな出来事も成長やチャンスにするには自分で考える力が必要
・まずは自分で考え、よく考え、もっと考えて、分からなかったら人に聞く
・困ったことは自分を成長させてくれる恵みの雨
・自分で考える。できればユーモラスに考える。そうすれば楽しくなる。

[しあわせの花を咲かせるための3つの秘訣]
・人の心を察知する完成
→ひとりの力で咲かせることのできる花などひとつもない
・状況を読み取る観察力
→夏には夏の種、春には春の種がある
・果敢な行動力
→チャンスにはリスクがある。リスクは成功や幸せの栄養

・「この仕事はこうするべきだ」という自分を固定化する思い込みをときどき捨てて、すっきりしよう。
・素直な心でものごとと向かい合う
・頭をやわらかくしたいなら、まずは心から

・笑顔がある人に人も福も、チャンスも巡ってくる
・相手のしてほしいことを探す。頭も心も使って日々を過ごす。

・家族、同僚、友達、取引先、とにかくその人を生かすことをいつも考え、それが根底ある人づき合いをするようにする。
・生かすためには、自分がされて嬉しいことをする。されて嫌なことは人にしない。これが基本。

・明日は今日より美しくなるよう、自分自身を磨いていきましょう
・怒りを感じたら「相手が家族でもそんな態度とる?」と自問しましょう。

・どんなものにもその先には人がいることを忘れない
・人が何人が集まった場で深刻な話をしているとき、自動的に楽しくなんてならない。だからまず、あなたが楽しさをもたらしましょう。
・いつも与えるのは自分からだと、覚えておこう

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