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伊藤彰氏と仙台

・昨年就任時はそこまで露骨に自分の色を出さなかったように思う
→彰さん自身も「自分が掲げる戦術は浸透に時間がかかる」自覚アリか

・今年は当然開幕前のキャンプから指導。失点が多い昨年の反省から守備に力を入れる
→ビルドアップを完成させるところまでいかず。選手達も仕上がりはまだ7割くらい発言。この時点では「まぁシーズンこなしながら完成形にしましょう」的な雰囲気。直球で言えば「まぁ個人能力で勝ち点は何とかなるっしょ」的な空気。

・いざ開幕してみると跳ね返すので精一杯。押し返すまでに至らず攻撃面で思ったよりも重めの課題
→後ろで構えすぎて前に行くのにパワーがかなり必要=得点力不足に。
後ろで構える中、シュートブロックは前年より向上して『耐える』力はついたが、それでもさすがに1失点する事もあるやろ、得点せんと勝てんやろな雰囲気に。

・守備時4-4-2コンパクトプレッシング、攻撃時3-4-2-1の可変式で攻守のバランスを取りにかかる
→少しずつ成果が出て「これでいこう!」な雰囲気になる。定着したところでホームでのダービーで劇的勝利、そこから5試合負け無し。少しずつやる事が明確になってきたが、5試合負け無しのラストの試合のラストで真瀬が負傷して長期離脱。
可変する上で一番負担を強いられていた真瀬が離脱し、代わりがいなかったためそこから逆に連続未勝利に。

今年は仁斗を始め『絶対的なレギュラー』として期待されていた選手が試合に絡めなかったり、スタメンとサブを行ったり来たりしていたのは、彰氏の求めるプレーレベルになかなか達する事が出来ていなかったためと思われる。
『やる事が多い』『得意なプレーに集中出来ない』『苦手なプレーに頭がいきすぎて得意なプレーの感覚を忘れた』『頭も体も疲弊してもう分からん』みたいな状態だからなかなか調子が上がってこない。

彰氏はキャラは違うと思うが『俺の戦術はこうや!付いてこいや~!』タイプなのだろう。在籍選手に合わせて戦術を決めるタイプではないという事。選手が監督に合わせていく必要がある。
問いたい事は何点かあって、フロントには「彰氏がこういったタイプの監督さんだと分かった上で昨年招聘したのか?」「昨年のオフに彰氏のやり方に合う選手は獲れたのか?それが小出?あとは?」という部分。
彰氏には「ぶっちゃけ、自分の指導にこんなに付いて来れないって思った?毎日戸惑った?」という事を聞いてみたい。

で、堀さんは長期的に任せるつもりなのか、来季までの繋ぎなのか。
いい加減、腰据えて長期的に任せたいよなー。それには確固たるビジョンが必要だけど、あるのかどうか。それによって目指すサッカー、獲りに行く選手、放出せざるを得ない選手が決まってくるんだけどな。

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