take、ride、catch、board、get on (in)の違いを徹底解説!

みなさんこんばんは!

今日は皆さんもよく使う、乗り物に「乗る」についてお話ししたいと思います。

日本人にとってはどうでもいい「物の数」が
英語を話すネイティブにとっては気になることなので、名詞の単数形と複数形があるのと同じで、「乗る」という
一語ですませられることでも、英語を話すネイティブにとっては、「乗る」という行為や状態によって言い方が使い分けられています。

take a train / a bus / a taxi(電車、バス、タクシーを利用する)
日本の中学校や高校で習う「take」の意味は、「~(物)を取る」「~(物)を持っていく」「~(人)を連れていく」という意味の他動詞でおなじみですよね。
「take」のうしろに乗り物がくると、
「~(乗り物)に乗る」という意味に
なります。
「take」を使った乗り物に「乗る」という意味は、乗り物に「乗って行く」、乗り物を
「利用する」「使って行く」という意味に
なります。
つまり、「移動手段として利用する」という
ときには「take」を使います。

日頃使うものだからこそ、しっかりと単語を
使い分けたいですね!

ちなみに、移動手段として利用するという意味で「飛行機に乗る」というときにも「take」を使って、「take a plane」といいます。

ride a train / a bus / a taxi(電車、バス、
タクシーに乗って移動する)

「ride」には、もともと、馬やバイクなどに
またがって「乗って運んでもらう」という
意味があります。

どちらかというと、「ride」はアメリカ英語になります。馬にまたがったカウボーイが登場
する西部劇をイメージしてもらうとわかり
やすいと思います。

馬やバイクなどにまたがって「乗って運んで
もらう」という意味から派生して、「ride」は、またがる乗り物以外の乗り物に、運転手としてではなく、乗客として「乗って運んで
もらう」という意味で使われます。

「ride」を使った乗り物に「乗る」という意味は、乗り物に「乗って移動する」「乗って
運ばれる」という意味になります。

「ride」は、「乗る」行為そのものよりは、
乗って「移動する」「運ばれる」というときに使います。

ちなみに、乗って移動するという意味で「飛行機に乗る」というときにも「ride」を使って、「ride a plane」といいます。


catch a train / a bus / a taxi(電車、バス、タクシーを捕まえて乗る)

日本の中学校や高校で習う「catch」
の意味は、「~(動いている物)をつかまえる」という意味の他動詞でおなじみですね!

「catch」のうしろに乗り物がくると、
「~(乗り物)をつかまえて乗る」という意味になります。
タクシーをつかまえて乗るイメージが一番
ピンとくるかもしれないですね。

「catch」を使った乗り物に「乗る」という意味は、乗り物を「つかまえて乗る」という意味のほかに、乗り物の出発時刻に「間に合う
ように行って乗る」という意味になります。
つまり、利用したい乗り物を「探す」
「見つける」「確保する」というときには「catch」を使います。

ちなみに、出発時刻に間に合うように乗ると
いう意味で「飛行機に乗る」というときにも「catch」を使って、「catch a plane」と
いいます。

board a train / a bus / a taxi(電車、バス、タクシーに乗車する)
「board」は、乗り物に乗り込む行為、
つまり、「乗る」行為そのものを
あらわします。
board」は、乗り物に「乗る」「乗車する」という意味で、一番日本語の「乗る」という意味に近い意味になりますが、堅い表現に
なるので日常会話ではほとんど使いません。
もちろん、「飛行機に乗る」というときにも「board」を使って、「board a plane」
といいます。

get on(to) a train / a bus(電車、バスに乗り込む)

「get」は、「手に入れる」「つかまえる」という意味の他動詞でおなじみかと思います。


「get」のうしろに、「~の上に」という意味の前置詞「on」または「onto」をつけて「get on~」になると、「~(乗り物)に乗る」「乗車する」という意味のイディオムになります。


「get on」は、先ほどの「board」と同じく、乗り物に乗り込む行為、つまり、「乗る」行為そのものをあらわす、「board」の日常会話版の英語表現になります。

「take」と並んで、乗り物に「乗る」というときの英語表現として一番よく使われるのが「get on」になります。
「乗って行く」というときは「take」、
「乗る」行為そのものをあらわすときは
「get on」。「乗る」という英語表現については、この2つをおさえておきましょう。


get in(to) a taxi(タクシーに乗り込む)

「手に入れる」「つかまえる」という意味の
他動詞「get」を使って、乗り物に「乗る」という場合、乗り物がタクシーと車の場合には、「get」のうしろには、「~の中に」という
意味の前置詞「in」をつけて「get in」と
いいます。
意味や使い方は「get on」とまったく同じ
ですが、違う点は、うしろにくる乗り物がタクシーと車といった、比較的小さな乗り物のときは「get in」を使います。


小さな乗り物の場合は、乗り物の「中に入る」ことが観念できるので、「get」のうしろにくる前置詞は「~の中に」という意味の「in」を使います。


大きな乗り物になると、乗り物の「中に入る」という感覚がうすれて、地面の上にいるのと同じような感覚になるため、「get」のうしろにくる前置詞は「~の上に」という意味の「on」を使います。

電車、バス、タクシーを「降りる」を英語で?

「乗る」という英語表現は5つありましたが、「降りる」という英語表現は2つだけです。


覚え方は、とても簡単です。


大きな乗り物を「降りる」ときは、「get off」で、比較的小さな乗り物を「降りる」
ときは「get out of」を使います。


つまり、「get on」の反対が「get off」、「get in」の反対が「get out of」と対に
なっています。


「off」は、「~から離れる」という意味の
前置詞です。乗り物の上にのっていた「on」
の状態から、離れて「off」になるイメージ。

「out of」は、「~の外に」という意味の
前置詞です。乗り物の中に入っていた「in」の状態から、外に出てきて「out of」になる
イメージです。

電車、バス、タクシーに「乗っている」を英語で?

「be動詞+on」

「be動詞+in」

乗り物に「乗っている」というときは、
「be動詞」と前置詞「on」か「in」を
使います。


前置詞「on」と「in」のどちらを使うかは、
もうお分かりですね?


そうです。

車やタクシーなどの比較的小さな乗り物に乗っているときは「in」を使います。電車、バス、飛行機などの大きな乗り物に乗っているときは「on」を使います。

「on a train / a bus 」と「on the train / the bus」の違い

英語で、乗り物に「乗っている」というときに、電車やバスの前につける冠詞は「a」と「the」のどちらを使ったらいいのか?


話相手が電車に乗ることをあなたが知らないときには、冠詞「a」を使います。つまり、当てずっぽうで聞くときには冠詞は「a」になります。


話相手が電車に乗ることをあなたが知っているときには、冠詞「the」を使います。つまり、電車に乗っていることを確認するときには冠詞は「the」になります。


冠詞の「a」と「the」も、日本人からすると、どちらでもいい問題ですよね。笑

電車、バス、飛行機に「乗り損ねる」「乗り遅れる」を英語で?

「miss」

「miss」は、「的をはずす」という意味の自動詞や、「~に当たらない」「~を恋しく思う」という意味の他動詞をはじめ、色々な意味があります。

「miss」のうしろに交通機関がくると、「~(交通機関)に乗り損ねる、乗り遅れる」という意味になります。

タクシーを「予約する」「呼ぶ」を英語で?

「call」

「arrange for」

海外のホテルなどでタクシーを呼んでもらいたいときは、「~を呼ぶ」「~を呼び出す」という意味の他動詞「call」を使います。


「~を手配する」という意味の他動詞「arrange for」を使った表現もよく使われます。

タクシー代はいくら?を英語で

「How much is the taxi fare?」

タクシー代は、「taxi fare」といいます。


少し長くなりましたが、「乗る」には色々な使い方があって面白いですね!
皆さんも次に乗り物に乗る時には、今どういう状態なのか意識してください(^^)

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