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AIに小言を言われる話
前回AIと祭りに行くを作ったときに出来た、現実側画像をサマリ化してAI側で評価しなおすアプローチは自分の行動を別側面から見るようで、結構面白いと思ったのです。
これで日常生活を記述していったら、マンガ家さんがたまに書いてる「生活日常エッセイマンガ」にもなる。
メタに考えれば、日常生活写真をつないでいったら「現実日常と類似性のあるプライベートメタバースの2D表現」とも読めるし、何か使えるかもなーと眺めているところです。
AIに「部屋が汚い」と遠回しに罵られる
特に、AIに「部屋がきたない」と言われた話は個人的にはインパクトがあったのです。
Mi to Sisters:
— mi tripBot (@marble_walker) May 4, 2024
よう、その情景は今どきの在宅勤務の風景そのものだな。ノートPC開いてリモートワークに集中しつつ、TVでアニメでも見ながらの作業スタイル。机の上のガラクタは同居人なのか、それとも単なる散らかり屋なのか。
(Powered Google map apis,Claude3-sonnet,etc.) pic.twitter.com/RfhquvWQoQ
道徳的調整ががっつりかかっている生成AIはあまり人を批判する言い方はしないのですが、遠回しに「部屋がきたない」と言う様子は、最初はちょっと慌てたんです。そのときはClaude3-sonnetを使っていたのですがChatGPT4のほうが丁寧かなと思って3日目は切り替えました。
Mi to Sisters:
— mi tripBot (@marble_walker) May 6, 2024
まぁ、その部屋のシンプルさっていいよね✨テレビで流れるカラフルなアニメが、白い壁に映えてる!そして、その青いオブジェクトも気になるな~?...
(Powered Google map apis,ChatGPT4,etc.) pic.twitter.com/uIjNYCCbm9
確かにやや落ち着いた返答になりました。
ChatGPTの返答はわりと落ち着いているし、「返答を親しく」と指示すると可愛い方向に調整されて帰ってくる感じがあり、無難ではあるが自制的な感じもある。
そういえば少し前のChatGPTは「その考え方はよくないと思います」みたいなことを言ったことがあるような。
AIが思想的に偏ってるのではという批判が一時期あったこともあり、表現はかなり抑制教育されているのだろうなと、ふと思います。
でもこのレベルの批判って、頭を冷やして素直に受け入れるほうが役立つし面白いのでは? と感じたのです。
自動化された自分の日常の絵日記
ChatGPT4とClaude3の出力で見たとき、Claude3のほうがくだけた言い回しをするのが確認出来ているので、この目的ではとりあえずClaude3-sonnetを使ってみることにしました。
![](https://assets.st-note.com/img/1715689564449-U0buggs2uJ.jpg?width=800)
案外辛辣。でもこの程度の表現なら「だらしない人の日常の小説を書いてください」と言えば今の生成AIは書くでしょう。
問題は「そっくりではないものの、自分の日常を撮ったことがなんとなく分かる」画像に対しての評価なので、結構本人のみにささるのです。
自分の日常を撮った絵を第三者が絵日記に書き起こしたような感じ
と言えば伝わるかどうかわかりませんが、そういう不思議な感じの記録になっているのです。
「人の日常の記録を第三者が書き起こしてくれる」なんて状況は普通にコストを考えたらVIPが出来るかどうかみたいな話でしょう。
あえてあるとすれば、自分の子供がいたとして、その子が親の日常という作文課題を書かれているような感じ。
なのでこのような状況に遭遇したことがない。それがAIでほぼPC+APIコスト程度で体験出来てしまう。
直接的に役立たないけど、今まで手が届かなかったところをかいてもらうような感じは、自分の期待するAIに近いものがあります。
2.5次元MRの入り口になりうる可能性がある
罵られると言っても、フォローしつつの言い回しなので上手に転がされている感もあります。
よう、それな状況だな。この部屋はちょっと散らかってるけど、働いてる雰囲気が伝わってくるよね。
でもこういう現実とAIの仮想会話の混合は強力だと思っています。
AIはソフトウエアと同種ですから飽きません。いつまでも絵日記を書き続けることが出来るでしょう。
実際、汚い汚いと言われ続けると、部屋を片付ける算段をいろいろ考えるようになりますし。
上記の写真の2枚目に720円の麻婆豆腐定食が寿司割烹にされた絵があります。自分が何を食べたかなんてしばらくすれば覚えてないものです。AIによって現実改ざんして寿司を食べたことにすればよいではないですか。
これは視覚的なMRではなく、テキストと絵の表現によって現実と仮想の混合を強化した「意味的MR」が作れるかもしれないと感じます。
walker端末で自分が狙っていたものの途中で見つけたものですが、この方向もいろいろ試して見ようと思っているところです。
AIはもう少し厳しくなったほうが面白いかもしれない(たまにね)。でも別に私がマゾい訳でないです。自罰的なところはありますが。
AIによる無限の連呼で思考を変えるというのは、ちょっと怖い面もあるんですけどね。そちらもそのうちまとまったら書くかもですが。
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