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子どもも大人もひとりの人

3歳の息子と風呂で楽しく遊んでいたが、最近頭を洗うことをすごく嫌がる。
頭を洗う、体を洗うと決まって、嫌がる。聞こえていないフリをする。
「先におとー(お父さん)が体を洗って、次ね」と約束するが、いざ体を洗おうとすると、「ちょっと待って!」と言い、ダラダラと時間が過ぎてしまう。
寝る時間も迫っていることもあり、泣きながらでも無理矢理風呂から上げて、体を洗う。無事洗うことはできたが、泣きじゃくり、仕舞いには「助けてー」と言われる始末…。息子が風呂から上がり、自分は後悔の念で風呂に浸かりなおした。
モヤモヤしながら風呂から上がると息子はお母さんにべったり寄り添い、どこかしゅんとしていた。
自分も無理矢理されたら嫌やなーと反省し、ふと、お母さんから離れた隙に息子のところへ行き、「さっきはごめんなー。寝る時間もなくなるけんおとー(お父さん)無理矢理してしまった。嫌やったよね。次は楽しく風呂入ろうな」と声をかけると息子は黙って頷いた。
大人の都合で、あれしてほしい。子どもはまだ見通しがつかないことぐらいわかっているけど、やらないといけないときに、イライラして子どもに強くあたってしまうことはある。大人だって人間だから弱い部分もある。だからこそ、子どもに言い過ぎた。イライラをぶつけてしまった時は、素直に子どもに謝る。
息子が黙って頷いたように、小さな子どもでも伝わる。感じることはある。子どもも大人も対等な立場で接することを実感した。
息子がどのように感じたかわからないが信じよう!ここは理屈じゃなく、愛情。

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