親指フォーカスという方法【カメラのはなし】
皆さんこんにちは。
今日は写真の撮り方のひとつ”親指フォーカス”についてのお話です。
ここ数年のオートフォーカスの性能には本当に驚きます。そんな中、自分の中では当たり前になっている”親指フォーカス”という方法、近年その存在を知る人が少なくなっていることに気付きました。この記事を読んでいらっしゃる中にももしかしたらはじめて聞くという方がいるかもしれません。
↓ ちょっと検索しただけでたくさん出てきました。
分かり易い物を抜粋して添付します。
メリット、デメリットについては添付の記事の通りなので割愛します。
ぼく自身は使いはじめたお陰でかなり便利になりましたし、今のところはまだ自分にとって必要不可欠な手法です。
これからもAF性能はどんどん向上していくだろうし、究極的にはCanonの視線入力のようにファインダーを覗いて撮りたいものを見るだけでピントが合いAFという動作は何もする必要がなくなるでしょう。どころか瞬きでシャッターが切れる技術まであります。当然その時は”親指フォーカス”どころか半押しのAFも消滅していくことでしょう。
写真は結果が全てですが、プロセスの向上によって撮れるものも撮るものも変わります。オーディオに例えるなら自分のシステムでよく鳴るものばかりを聴くようになることと似ています。
また、快適性が上がることで撮る行為自体の楽しさも変わります。
しかし逆にカメラがどれだけ便利に優秀になったとしても、写真はどの場所でどの瞬間どの光でどの角度でシャッターを切るかによって全く違ったものになる…という要素が残されています。そこには撮る側がどんな人生を歩んできたのか、生き方や考え方、また何を美しいと感じるかという生々しい人間性が反映されます。だからこそ写真は楽しい。
親指フォーカスの話から随分と脱線しましたが、そんなことを思いました。
それではまたお会いしましょう。