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耳下腺腫瘍の記録

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2020年から耳下腺腫瘍で通院し、2021/1/18手術。コロナウィルス拡大による緊急事態宣言が出ているときの入院、手術の記録。
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耳下腺腫瘍 入院7日目(手術4日後)

耳下腺腫瘍 入院7日目(手術4日後)

入院7日目(術後4日目)、シャワー浴びる以外のイベントがない。今日も食事中に回診があって、明日退院の許可が出た。

右耳の感覚はまだほとんどないけど、日々本当にちょっとずつ回復しているのがわかる。術後は異物が顔にくっついている感覚だったのが、人間の耳に少し近づいてきてる。

お昼ごはんを食べながら、室内カメラで猫たちの様子を見守る。今日は猫シッターさんが昼の早い時間に来てく

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耳下腺腫瘍 入院6日目(手術3日後)

耳下腺腫瘍 入院6日目(手術3日後)

起き上がれないほどの痛みもなく眠れた。今日も青空だ。

首からの排液もほとんど出ていないので、管が今日やっと取れる。この袋ともさよならだ!

午前中に処置室へ行き、座った姿勢のままで管の差し込み口、皮膚を縫い付けてある糸を切った。それほど痛みを感じることはないものの「糸、切ります!」の声に恐怖が押し寄せ、悲鳴に似た声が出てしまう。それから、わりとあっさりと首の管を抜いた。抜いた瞬間、血が

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耳下腺腫瘍 入院5日目(手術2日後)

耳下腺腫瘍 入院5日目(手術2日後)

病院によっては、首の管を手術2日後に抜き取るところもあるようだけど、私は最初から術後3日目と言われていて、その予定は早まることがなさそうだ。

7:30頃、有無を言わさず起こされた。8時、朝ごはん。どの病院も食事中に回診があるのだろうか。今日も食事する手を止めて先生と話をする。もともと冷めた食事が出てくるが、連日食事中に看護師がやってきて、その後医師の回診でまた箸を置く。たった30分

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耳下腺腫瘍 入院4日目(手術翌日)

耳下腺腫瘍 入院4日目(手術翌日)

猛烈な吐き気で身動きが取れないまま夜が更けていった。吐き気止めや痛み止めもあるようだが、点滴も打っているし、薬は飲まずに少し眠っては起き、眠っては起き、なんとか朝を迎えた。看護師さんは夜通し何度も点滴の具合を見にきてくれた。枕元の電気を消してくださいとか、カーテンを閉めてくださいとか、エアコンの温度を上げてくださいとか、いろいろ言いたいことがあったものの、朝まで何も言えなかった。

6時過ぎ、よう

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耳下腺腫瘍 入院3日目(手術当日)

耳下腺腫瘍 入院3日目(手術当日)

昨日に引き続き、寝るときは、喉が乾燥するのでエアコンを低めに設定した。さらに、薄い布団の上にコートを重ね、足には靴下とレッグウォーマー、ヒートテックに腹巻き、ボアのカーディガンを着込んで寝た。それでもやはり体温が逃げたようで、いつものあたたかな朝ではなかった。くしゃみを連発している。家のあたたかい布団が恋しい。

手術当日を迎えた。8時の朝食はなし。水を飲むのは9時まで。10時から点滴で体に栄養を

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耳下腺腫瘍 入院2日目

耳下腺腫瘍 入院2日目

お布団がびっくりするほど薄っぺらくて、昼間の暖かさとは一転して寒かった。毛布はない。寝ている間、空気が乾燥するので、できればエアコンは切って寝たいが、それだと寒い。一応、エアコンは低めにつけて寝たものの、昼間とは打って変わって体が冷えてしまった。

やっぱり毛布を借りようと看護師さんに相談すると、貸出できる毛布はないという。お布団も皆さん1枚だけですけど、もう1枚使います?という感じで、「寒かった

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耳下腺腫瘍 入院1日目

耳下腺腫瘍 入院1日目

1/16 、入院当日。いつも鹿島アントラーズのチケットを手配してあげている町のおじいちゃんが朝からバスターミナルまで送ってくれた。普段バスターミナルまでは車で行くのだが、入院中ずっと車を置きっぱなしにしておくこともできず、おじいちゃんが快くお迎えを引き受けてくれた。

猫たちは猫シッターさんにお任せして家を出た。猫たち、お留守番がんばって。

バスで東京駅に降り立って、荷物も多いからとタクシーに乗

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耳下腺腫瘍(じかせんしゅよう)の記録

耳下腺腫瘍(じかせんしゅよう)の記録

コロナウィルスが拡大を続ける2020年、耳下腺腫瘍の診察、検査。年が明けて、緊急事態宣言下の東京で手術。その記録を残しておこうと思う。

6/18、脂肪腫らしきもの
いつも西新宿の整体に通っている。その日は、仕事の疲れがたまって体が悲鳴を上げていたので、どうしても施術を受けたかったが、予約がいっぱいだった。それで、仕方なく西新宿にある別のカイロプラクティックの予約をした。この選択が後に耳下腺腫瘍を

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