見出し画像

【妊娠〜出産まで】職場編〜その1〜

2回目の記事で、妊娠がわかった日のことを書いたので、ここからしばらくは、妊娠してから出産までの出来事を思い出しながら書いてみようと思います。
今日は職場のことについて。

妊娠前、私はスペイン語講師として働いていました。
メインは大学の非常勤講師で、時々文化センターなどでも教えていました。
大学は春と秋に学期が分かれていて(以下、春学期と秋学期)、春は4月から7月下旬ごろ、秋は9月下旬から1月半ばまでが授業というところがほとんど。妊娠が発覚した当時は春休みに入ったところでした。
契約は、1年契約を毎年更新というところが多く(←私の場合)夏〜秋ごろになると、翌年度はいつ出講できるか調査がきていました。
もちろん、ギリギリになって変更依頼がくることも日常茶飯事ですが、基本的には冬ごろに決定した時間割で翌年度の仕事が決まります。

私が妊娠発覚時に心配していたのは、まさにココでした。
妊娠発覚は2022年1月末。すでに4月以降の時間割は決定していて、各大学と2023年3月までの契約書を交わした後でした。
病院に行かずとも、予定日が秋ごろになるのは明らかなので、ギリギリまで粘って働いたとしても、秋学期は仕事ができない計算です。
ギリギリの調整は日常茶飯事といえども、やはりあちこちに迷惑がかかる上、自分では代わりも手配できなかったので、そのあちこちにどうお詫びすれば良いのか、そればかり考えていました。

しかも、アラフォーの高齢出産ですから、上司に話すタイミングにも困りました。
当時、妊娠8週ごろ。病院でも、高齢出産であることやそのリスクは聞かされていましたから、あまり早く話しすぎて、結局残念な結果になった場合、私はどうなるのだろうという不安がありました。
そうはいっても、時間は刻々と過ぎていき、報告が遅くなればなるほど迷惑がかかります。

そこで、仲良しだった先生に相談してから、各大学の上司に報告することにしました。
仲良しの先生に相談して良かったことは、他に妊娠や出産を経験した先生の話が聞けたこと。もっとギリギリ、或いは授業期間の途中で妊娠が発覚した例もあるし、何かあっても今はいろいろサポートしてくれるので、心配せずにまずは報告したほうが良いとアドバイスをもらい、早速各大学の上司にメールで面談を依頼しました。

どの大学でも妊娠したことをまずは喜んでいただき、調整するにあたってもずいぶん配慮していただきました。
その結果、その年度は春学期のみ、春学期の授業についても、通院や体調を考慮してコマ数を減らすということになりました。

こう書いてしまえば簡単なように聞こえますが、実はここに至るまでにはかなりの紆余曲折があり、妊娠期の不安定な精神状態にはかなり堪えました…。
その紆余曲折には、前述した大学の契約のしかたなどが関係してくるのですが、長くなるので次回投稿に続きます。

ホンマに、今でもあの時の吐き気が蘇りそう…💦

Maqui

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?