Tinderのこと②

さて、晴れて認証されたTinder。
彼氏と別れて3年。その間、友人に２人程、男性を紹介してもらったものの結実せず、孤独な日々。正直言って、寂しい。
誰でも良いって訳じゃ無いけど、結婚相手や彼氏を見つけるのは難しくても、抱ける男なら案外見つかるじゃないか。だってTinderだし。

ただ、いくつかネックがある。

①年齢・見た目
流石に（当時）38歳はどんなに着飾ってもアラフォーだし、そもそも若い時から、良くて中の中。比較的痩せてるとはいえ、お腹は出てるし、胸は無い。加工すればそれなりに映えるけど実際会って逃げられたら落ち込む。身バレも怖いので、プロフィールには自分の写真アップせず。

②タトゥー
手のひら大のタトゥーが2ヶ所に入ってる。Beauty&youthやユナイテッドトウキョウなどのキレイめな服を好む私の肩と脚にタトゥーが入ってるなんて思う人は皆無だと思う。だから事前にお知らせしないといけない。

この、２つを相手に了承させつつ、自分が抱きたいと思う容姿の男性を見つけるのはなかなかハードル高い。自分の容姿を棚に上げ、顔出ししてる人では皆無。それでも30回に1回くらいは右スワイプ（LIKE）してみる。

恐ろしい事にアラフォーの顔出しNGで、プロフィール欄には既婚者お断りとしか書いてないにも関わらず、（この時点でタトゥーのことは書いてない。）まあまあマッチする。
多分、全員を右スワイプしてるのだろう。
この時点で調子に乗りだす私。
マッチした人の中で顔出してて、抱ける！と感じる人はいない。顔を晒していないけど首から下の写真を載せているお洒落そうな人とメッセージをやりとりしてみた。

当たり障りの無い居住地や仕事の話を何ターンかしてると、すぐLINEのID交換する事に。Tinderの作法がわからないのでこんなもんかと素直に交換。すると、すぐさま相手と写真を交換してみると、Tinderで顔出ししてた人よりかはタイプの男。こちらの小盛りの写真を送るとお世辞にもキレイと言ってくれた。

『正直、下心しかありません。会いませんか？』

とストレートなお誘い。
正直な男は嫌いじゃないので、こちらも真摯にタトゥーの事を伝えると問題無いとの返答。
互いのスケジュールを合わせて1週間後、会う事に。

でも、
結局、その人には会いませんでした。

会うまでの1週間で、スキンケアを入念にしてみたり、アンダーヘアの手入れしたり、それなりにドキドキしながら、どんな体位が好きー？とか何フェチ？とか微エロなLINEしつつ、時を待ってたんですが、会う３日前に、『コロナが怖いから会うけど、ギリギリまで保留で』とか相手が言い出して、（当時2020年11月下旬）『何、今更言ってんだ。こっちはそんなの言葉にしなくとも覚悟の上でのTinderなんだし、だったら最初から誘うな』とムカついて、返信。そのまま、やりとりを辞めてしまいました。なかなか巡って来ない性欲を満たすチャンスを惜しみつつも苛々しながら抱けない。

そんな訳で、私のTinder初陣は不戦敗に終わりました。
今思えば、相手に程よく断られただけかも知れないけど、些細な事で気分が萎えてしまう程度のリビドーと自覚できてよかった。

因みに、後日、相手がちょっと珍しい職業を名乗っていたのでついつい名前＋職業で検索してみたら、送られてきた写真より幾分残念なお顔の方がデカデカとHPに掲載されていました。会わなくて良かった。