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Vol.9 菊田 翔友(きくた とわ)

目指すは最速153キロ、ライバルには負けない!

投手 背番号34/新入団

profile
生年月日:2003年9月25日
身長・体重:184 cm・90 kg
血液型:AB型
投打:右投右打
出身地:愛知県
出身校・チーム:享栄高

「翔友と書いて『とわ』と読みます。大空に羽ばたけという意味と友達をたくさん作れという願いが込められています。父が付けてくれたそうです。とても気に入っています」と、照れながらほほ笑む。

プロになりたい

少年野球チームで野球を始め、中学の軟式クラブを経て、翔友少年は自ら望んで愛知の名門・享栄高校に進んだ。当時から「プロ野球選手になりたい」という気持ちが強く、懸命に練習した。
しかし、県内外から有力選手が集まる同校で「エースにはなれませんでした」。3年時にはケガにも見舞われた。それでも夏の甲子園愛知県大会の決勝で終盤の2イニング、マウンドに立った。
「負け試合でしたがゼロに抑えました。これがいい思い出として残っています」。相手は強豪・愛工大名電。同校が甲子園に出場した。

ライバルには負けたくない!

高校2年の秋、ストレートは最速146キロを記録していた。3年夏の大会後、北海道日本ハムファイターズと読売ジャイアンツのプロテストにチャレンジした。
「高校生で参加していたのは少なかったと思います」。
結果は両球団とも不合格。「合格できなかったのはストレートの球速や質が足りなかったんだと思います」。しかし、諦めなかった。むしろプロテストを経験したことで、NPB入りの意志はさらに強くなった。

彼には、NPB入りを強く意識させられた人物がいる。東京ヤクルトスワローズの竹山日向投手だ。竹山投手は享栄高時代のチームメイトで、当時のエース。昨年、東京ヤクルトから5位指名され、将来を嘱望されている。
「竹山とはずっと一緒に練習した仲で、ライバルでもありました」。彼に負けたくない、いや、追い越したい、それを実現するにはNPB入りしかない。「独立リーグで自分を鍛え直そう」、その選択がパイレーツだった。

得意のスタイルで完投できる投手に

持ち球はストレート、「スライダーとカーブの間みたいな」というスラーブ、スプリット、フォーク。「ストレートとスラーブでカウントを整えてスプリットやフォークで仕留める」のが得意スタイルで、「最近はカットボールも練習しています」。
その生命線の1つであるストレートにも磨きをかけていて、目指すは最速153キロ。「目標を150キロにするとそこに止まります。150キロはクリアすべき最低ラインです」と153キロの意味合いを説明するが、ライバルの竹山投手の最速が153キロ。それを十分に意識しているのは確かだろう。
「パイレーツでは先発も含めて何回か投げさせてもらいましたが、9イニングをきっちり投げ切れる投手になりたい」と菊田選手。その目には竹山投手の背中がくっきりと見えているに違いない。

ひとくちメモ
趣味:ゲーム・音楽鑑賞
愛称:きくた
好きなタレント:RADWIMPS
好きな食べ物:サーモン 
苦手な食べ物:なす・トマト


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