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【週刊】ドル円相場分析と今後のシナリオ【2019/12/29】FXサンデーレポート年末短縮版

今年も残すところ2日となりました。いかがお過ごしでしょうか?
年末ということで、今回は短縮版でお送りいたします。

今週のドル円相場も引き続き109.200~109.700のレンジのなかで1週間ずっと揉み合いで終わりましたね。
26日のNY時間には109.700をトライする上昇も見せましたが、依然として上値を重たく押し返されて、週末には109.400台へ沈みました。

昨年の今頃のドル円相場を見ると「下落まっしぐら」といった感じですが、今年は「高値での揉み合い」といった感じですね。

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年明け(1月3日早朝)に起きたフラッシュクラッシュも記憶に新しく、多くの相場参加者が警戒して、今年はトレードを控えめにしていることも考えられます。
今年の年末年始はこのまま動きがないのか?ここから動き出すのか?
難しいところですね。

それでは短縮版ですが、2019年12月29日時点のドル円相場分析と今後のシナリオを考えていきます。

Aシナリオ:109.200~700のレンジを考える

Aシナリオは先週のサブシナリオの波形カウントと同じものです。

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日足レベルの推進1波(ダイアゴナル)⇒修正2波(拡大型フラット)が完成していると考えます。
現在は推進3波の途中で在り、副次2波が「フラット」を形成していると考えます。

4時間足で見るように109.200~700の上下レンジに収まった「フラット」を考えます。

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現在はフラットのB波目まで完成しており、週明けからC波を形成する可能性があります。C波の終点目安はレンジ下限の109.200となります。
若干のオーバーシュートも考えられ、108.000前後までは見といても良いかもしれませんね。

フラット完成後は、上限のチャネルライン(109.700)をブレイクし110円台を目指すことを考えています。
そうなると、年始からは「上昇トレンド相場」となるかもしれませんね。

Bシナリオ:109.700~108.400のレンジを考える

Bシナリオは先週のメインシナリオを同じ波形カウントのものとなります。

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日足レベルの推進1波(ダイアゴナル)完成⇒修正2波が形成中であると考えます。
上限チャネル109.700、下限チャネル108.400の「フラット」と捉えることができ、現時点ではB波まで形成していると考えることができます。

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週明けから売りの勢いが強く、Aシナリオのレンジ下限109.200をブレイクするとBシナリオの優位性が増してきます。
下落C波は5波動で下げ、下落目安はレンジ下限である108.400ラインとなります。ただし、年末年始は流動性が低く、大きなオーバーシュートに注意しましょう。

フラット完成後、反発上昇の5波動が観測されれば、そこから日足レベルの上昇トレンドに繋がる可能性が高いと考えています。

まとめ

年末年始は流動性が低くなるため、突発的な値動きには注意したいです。
対策としては、「年末年始はトレードしない」か「自分が監視できる時間だけポジションを持つ」ことですね。

Aシナリオでは「109.700~109.200レンジの小さなフラット」を考え、Bシナリオでは「109.700~108.400レンジの大きなフラット」を考えました。

週明けに注目すべきは109.200の下限チャネルラインに価格が来たとき、反発するか、ブレイクするかです。反発すればAシナリオ、ブレイクすればBシナリオの優位性がそれぞれ大きくなります。

2週間ほど方向感のない値動きが続いているのでそろそろ上か下かに決着をつけてもらいたいものです笑


以上、2019年12月29日時点でのドル円シナリオ分析レポートでした。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

それではよいお年を!!

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