婚活アプリ雑感
婚活アプリに登録してから2ヶ月が経とうとしています。
ざっくりした印象は「性的なmixi」です。わたしはプロフィールを書いたりコミュニティに入ったりして自己主張するのが好きで、mixiが復権することを願っていたので、婚活アプリがそれに似たようなものとはうれしい驚きです。
さて、暇にあかして長文プロフィールを作成したり、男のプロフィールを査定したり、メッセージのやり取りをしたり、まめまめしく活動しています。実際にお会いしたのは4人。4人とも穏やかで女慣れしていない人だったので、婚活アプリ=出会い系サイトという警戒心は薄れてきています。登録して早々に、顔がとても美しい男とマッチングしてLINE交換したら業者の釣りだったということがあったので、業者には今後も気を付けねばなりません。
感想をたらたらと書き並べます。
・男とサシ飲みするのはたのしい。
自分で作った夕飯を黙って食べることにうんざりしているので、揚げたてのメンチカツでも食べながらお喋りしていると、それだけでたのしく感じます。同じ市内に住んでいれば平日にサクッと飲みに行きませんかということが成立するので助かっています。仕事や趣味の話を聞くのも新鮮でたのしいので、今後もどんどん飲みに行ってみようと思っています。
・何の気付きもないメッセージのやり取りは面倒臭い。
「僕も『るろうに剣心』好きです」というような、共通の思い出の確認作業は退屈です。好きなキャラクターの話なぞしてどうなるというのですか(斎藤一と四乃森蒼紫です)。「へえー!知りませんでした!」と言わせてほしい、いろんなことに気付かせてほしい。わたしはお喋りに刺激と気付きを求めていたようです。職場のバブル世代のおじさんおばさんに飲みに連れて行ってもらうのが最高にたのしいのはそういうことでしょう。
・自己分析できる。
わたしはどんな男が好きなのか?結婚相手に何を求めるのか?何百人とプロフィールを見て取捨選択しているうちに、はっきりしてきました。顔と身長です。その次が学歴と年収です。穏やかな結婚生活において、身長なんか全然必要ないとわかっているつもりでしたが、自分より低いと嫌だと思っていることに驚きました。
あと、「カップルで温泉に行きたい」「マッサージが得意」というような気持ちの悪いコミュニティに入っていたら嫌です。それが気持ち悪いことだと思わない感性、それで妻をめとろうという厚かましさが嫌です。わたしは本当に下品でとうしようもない女ですが、男性には品性を強く求めていることに気付きました。厚かましいのはどちらでしょう。
・マッチングしなくても傷付かない。
実際にお会いしていない人に受け入れられなかったとしても、現実味がないので全然傷付きません。プロフィールを見ていいなと思ってアプローチしても無反応、わたしのプロフィールを見た形跡があるから気に入られなかったんだな、ということが度々ありますがどうということはありません。「ふーん」という程度です。
・同年代の独身は屍ばかり、ということもないかもしれない。
結婚向きの男は1人残らず結婚した、残るは屍ばかりと思っていましたが、実際はそうでもないのかもしれません。先日お会いした人は良家の子息という感じで、頭の回転が速く穏やかでにこやかないい人でした。完全に当たり引いたやん、嫌われるような下品なこと絶対にせんとこう、と思っています。
もうしばらくは婚活アプリで大乱闘しようと思っています。
※画像は婚活アプリに登録した頃に神戸市立森林植物園で撮影したアジサイ。植物園、とてもたのしかったのでまた行きたいです。