Sevillaのユダヤ人地区の秘密 -you can’t unsee what you know

画像1 個人的にはMadridよりもBarcelonaよりもおすすめなSevillaの街歩きを、さらに面白くするtipsをご紹介♡ ちなみにSevillaは南スペインに位置する素敵な街で、観光名所が街中に散らばっていているの!ダウンタウンの大きさでいうと、ヨーロッパで1番大きいんだとか!
画像2 Sevillaの中心地Santa crus(=聖なる十字架)の中にユダヤ人地区はある。 ユダヤ人が迫害された歴史も詰まってて、豆知識があると見え方が違うエリア。 この鉄格子はよーく見るとすごい凝った作りをしてるの。
画像3 ただ単に鉄の棒を並べてるのではなく、縦の棒が横の棒の輪の中に組み込まれてるかと思えば、その隣は横の棒の中に縦の棒が入り込んでる。 後から溶接された痕跡はなく、鉄が熱い状態でこの形に形成されていることがわかる。 現在でもだれも、どうやって作られたか解明できていない謎であり、歴史の闇に消えてしまった技術。 この形式の格子は世界で3つ存在して、Sevillaの他の残りの2つもイタリアなどのユダヤ人地区にあるのだそう。ユダヤ人の技術の高さを物語っている!
画像4 写真はロミオジュリエットのようなエピソードの残るベランダの写真。 この写真とはちょっと関係ないけど、南スペインは想像に容易く、夏は暑くなるのね。 ユダヤ人地区は細い路地が入り組んだ造りをしているんだけど、これはそよ風を人工的に作りだすことによって、気温を下げる効果があるの。実際に歩いていてもひんやり感じた。 街づくりからもわかるユダヤの知恵!
画像5 街を歩いていると、おうちの外壁にこういう模様を見つけることがあるよ。 これは、「臼」なの。 なんで臼を家の壁に付けるかっていうと、馬車や自動車がぶつかったときの衝撃から家を守る、ではなく(笑) 富を表す象徴だったから。 オリーブオイルを作るために使われていた臼は、労働階級(持たざる者)ではなく、彼らに指示を与えられる階級(持てる者)を表している。 ちなみに、臼が大きければ大きいほど、数は多いほど、多くの富を表すのである。
画像6 南スペイン(Andalucía地方)では、中庭がとっても素敵! そして門が開いていて中庭の鑑賞ができるお家も少なくない。 門を開けておくことによって、風通しを良くして、熱い夏を快適に過ごすこともできるし、 お手入れの行き届いたお庭を見せびらかし、地位を誇示するという役割も果たしているのです。
画像7 意識して街中の標識を見てみると、通りの名前が2つある場所がある。ひとつは古くて、もうひとつは比較的新しいもの。ラテン語で書かれた標識は古いものと思って間違いないよ。たとえばuの代わりにvが使われているような場合ね。あとは、ひとつのタイルに1文字書かれているタイプの標識は新しいよ!(大量生産の時代だー!)地名、道の名前は歴史と古く結びついていたり、起きた事件を表すものだったりする。容赦なく、グロテスクな名前が付いている場合などは、後々改名されたりするんだ。

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