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ヨーロッパ系との違いをひしひし感じる同棲3ヶ月目。 【結果】重視の彼と【過程】重視のわたし

2年半に渡り遠距離をしていた彼と一緒に住み始めて、3ヶ月経過。

最初のうちは一緒にいられるだけでハッピーな

完全ハネムーン状態。

一緒にキッチンに立っているだけで「わー夢にまでみたことが叶ってる…!」

一緒に映画観ているだけで「わーついに普通のカップルがしていることが普通にできてる!」

って思っていたのです。


ただ、いくら念願の一緒にいられる状態だからって、

あくまでも、やっぱり他人と住むわけで

絶対イラっとすることとか、歩み寄らないといけないことが出てくるんだろうなあと、

同棲する前に、わたしはだいぶ構えていたのです。


しかも、彼とはいえど、他人だし

西洋人だし。

同じ文化的背景とか価値観で育ったわけじゃないから

ぶつかることもあるんだろうなあと覚悟していたのだけど

最初の2−3ヶ月はすごい平和に過ぎていった。

多分、お互いの存在に感謝していたし、それを言葉にして伝えていたし。


ただ、やっぱり時間が経てば一緒にいることが当たり前になって

最初のキラキラというか尊さは少しづつ失われていくわけで。


そんなタイミングで色々と気づくことがあるのです。


これが、男女の考え方や伝え方といった違いなのか

日本という独特な文化を持った国の出身と西洋文化のもとで育った彼との違いなのか

それともただ単に個人差なのか、

きっとおそらく上記全てなんだけど、

日々気づきがあって。


慣れていく前に記録しておきたいと思う。



【結果】重視の彼と【過程】重視のわたし


「結果が全てではない、過程が大事」というスタンスも理解するし

「結果良ければ全て良し」という言い分も理解する、

どっちもあるよね〜という考えを持っていると自覚していたから

特に自分のことを過程重視なタイプだとは思っていなかった。

だけど、同棲を始めて3ヶ月、

ひしひしと自分は過程を気にするんだと知った。


ある日、彼がカーペットに大きなシミを作ってしまったの。

新築のぴっかぴかのマンションで、引っ越してきてたったの2ヶ月。

しかも、カーペットって、ラグみたいな動かせるものじゃなくて

床に固定されているやつ。


わたしは就労ビザのプロセス中につき絶賛ニートで家にいる時間も長いから

リビングの目立つところにできたシミが気に障ってしょうがなくて。

しかも、彼のあんまり反省を見せない態度にもイラっときて。


彼からすれば

「できてしまったシミは仕方ない、業者を呼んでクリーニングしてもらえば、シミもなくなるし、万事解決だ!」

って思ってて


わたしは

「このお家をふたりがくつろげる空間にするために、きれいに保ちたいと思っているのに、なんで汚しておいて平然とできるの?シミが消えれば問題も一緒に消えるんじゃない、本当に反省してるの?新築のカーペットに大きなシミができてしまって、それを毎日目にしなきゃいけないわたしの気持ちももう少し気遣ってよ」

と、シミができてしまったあとのプロセスに執着してた。(あと彼よりもだいぶ感情的だった)


シミ事件が尾を引いて(直後にどれだけわたしが不快に思っているか伝える場をちゃんと設けたけど、それでもどこかで吹っ切れなかったのでしょう)

何回か話し合って、思っていることを伝えたぞー!って思ったら

彼が最後に「シミはシミじゃん」発言をしたの。


あーすごく即物的な考え方をするのだなあ、

やっぱり、根底では「シミが消える=問題解決」って考えているんだなあと

わたしの考え方との違いをずっしりと感じた。


結果重視なんだ、って理解したら

他の場面でも結果重視な感じが見えてきて面白い。


例えば、お料理するとき。

わたしは使ったものをちゃっちゃと洗って、すぐ引き出しに戻して

キッチンを小綺麗に保ちたい派。


一方、彼は、計量カップや包丁、スプーンなど使うだけ使って

あとで一気に洗えばいい派。

正確にいうと、食洗機に洗ってもらう。

食洗機が当たり前に生活の一部となっているヨーロッパ出身ならではなのかもしれないけど、お料理中にキッチンを小綺麗に保つことにそんなに意味を見出していない様子。


こんなところにも違いがあるのか〜って考えてたら

ふと、茶道の動作を思い出した。

(茶道好きな祖母の影響で、小学生の時に表千家に入門しており、社会人になってから本格的に教室に通ってたの)


茶道って、お茶を点てるためだけに、ひとつひとつ動作が決められていて

お茶もとより、プロセスそのものが美学なのよね。


これまで意識したことなかったけど、

わたしは「過程重視」の文化の人なのだと自分のルーツを感じるのであります。

カーペットのシミから(笑)





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