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南スペインでフルマラソンデビュー!マラソン中って何考えてるの?っていう個人的疑問に個人的に答えてみた

2020/2/24に南スペインのSevillaでマラソンを走ってみた!

2020年の2月っていうと、日本ではコロナの脅威が浸透してきて

初めて学校が休校になったようなタイミングと記憶している。

その頃スペインでは、コロナ=中国のウィルスという認識で

自分たちには火の粉は到底飛んでこないものだと思われていた。

だから、コロナがアジアで騒がれ出したタイミングでも

もちろんマラソン大会は決行されたのです。

さてさて、背景はここまでにして、本題!


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フルマラソン中にランナーは何考えてるんだろう〜って個人的に疑問に思ってたことがあるのね。

そこで実際にわたしがどんなことを考えて走ってたか、マラソン中のできことをメモ〜

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まず荷物を預ける前にみんな最終準備するんだけど
そこでみんなエネルギージェリーをポケットに入れたり、軟膏を足に塗ったりしてて!
おおお、マラソンって個人の体力の限界に挑む戦いかと思ってたら、結構みんなチートというか、科学の力に頼るのね…!


あと、ゴミ袋を被ってる人が多数で疑問だったんだけど、荷物を預けたあとに身体を冷やさないための作戦なのね!

これは次回真似したいと思った(開始時間は8:30で日が昇ってる最中だからまだ冷えるのよね)

・Fitな人もいる中で、ぽっちゃりさんもいて、正直この人より先にゴールしたいなあーとか思ってた
(自分との戦いであって、人と比べるものじゃないんだけど、なんか負けず嫌い精神というか…ね…)

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・ペースマーカーの時間見て「うお〜4:30以内のゴール出来たらうれしいけどまだ遠い目標だなあ〜」

(※ペースマーカーとは、X時間でゴールできるペースだという目安を示してくれる伴走者。4時間、4時間30分、5時間ペースというようにいろんなペースで走ってるの。ちなみにSevillaマラソンではペースが明記された風船を持って走ってた。わかりやすくて、ありがたかった)

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・電話しながら走ってる人もいて、スペイン人呑気だなあって感心してた(ビデオ電話して、いまここを通過中だよ〜ってやってる人とかもいたw)


・ぜえはあ言って走ってるおっちゃんとかいると「まだ5キロ地点だけどこの人大丈夫かな…?」っていらん人の心配したり


・男性がエナジードリンクとエネルギーバー持って沿道で待ってて「わあ〜彼女が走ってるのかなあ、素敵だなあ」とか


・「やった、影になった」(なんせ南スペインの日差しは強烈なもので)


・「スペインの道路のコンディション悪い〜」(アスファルトもあるけど、石畳が多くて・・・)


・エネルギーゼリーのパッケージが捨てられてると「もうエネルギーチャージしちゃう?はやくない?」とか思ったり


・給水場ではスペインのミネラルウォーター(soler:青い素敵なボトルのお水で日本では成城石井とかで見かける)がボトルで置いてあって、テンション上がったけど、その後の道路に捨てられてるボトルの数がえげつなくて、プラスチックゴミの多さにもうちょっとeco friendlyになれないものかと考えた。だって、参加者14000人が2本飲んだだけで28000本のペットボトルがゴミになるんだよ…普段はマイボトル持ってるからあんまり個人的にはプラごみ出さないから、目の当たりにするとかなしくなった。

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・でも、マラソン選手みたいに飲み終わった(あるいは途中でも)走りながらボトルを路肩にシュって投げるのは、テンションあがった(笑)

・あと、給水所にはスポンジも置かれてて、含ませた水を体にかけて体温コントロールしたりできて「何これ本格的〜〜!」ってマラソン大会の「ちゃんと感」を感じたり

・ちゃんと鍛えてそうな人を抜かせると、ちょっとうれしかった

・スペイン語で声援送ってくれるから、「へえ、そういう表現するんだー」って関心してた

・ánimo!(= 頑張って!)だけじゃなくて、vamos(=バモス、いけ〜)とかeso!eso! Eso rismo! (=いいぞいいぞ!その調子だ!)

・majoってゼッケンに書いてたから「マホ」って呼んでもらえると思ったんだけど、わたしが外国人だからそれを考慮してあえて英語読みして「マジョ」って名前呼んでくれる人もいた〜

(*わたしの名前はマホなんだけど、スペイン語で「マホ」と発音するにはMahoではなくMajoって書くのね。だから、ゼッケンにMajoって書くことにしたの。なお、MajoはMaria Joseというスペインでは一般的な女性の名前の略)


・25km付近で同じペースで走ってる男性に話しかけられて、「どこから来たの〜いまどこに住んでるの〜名前なに〜君クールだね」など質問攻め。その先も長いフルマラソンだから、ダッシュで走っておじさんを振り切ることもできず…しばらく会話に付き合う羽目に(笑) マラソン中にナンパ?するエネルギーよ(笑)


・路肩に停められた車の中で荷物を漁ってる、ゼッケン姿の男性を発見。どうやらマラソンコースの途中にあえて自分の車を停めて、自分のエネルギーチャージスポットを設けたらしい。なんてクリエイティブなの!!think out of the boxな感じがしてもはや感心した!!


・要所要所にDJブースとかライブバンドが設けられてて、巨大スピーカーから流れる爆音を聞きながら、プチョヘンザ(=Put your hands upの略ねw)マラソンしているのやら、踊っているのやら(笑)

・声援を送ってくれる人がたくさーんいたんだけど、ちらほらハイタッチをしてくれる人もいるのね。ハイタッチ待ちをしているちびっこをみると、キュンとして、わざわざハイタッチしに行ったり◎

・アスリートが試合後のインタビューとかで「みなさんの声援のおかげです」とかいう理由がちょっとわかったり

・給水スポットには水とアクエリアスが置いてあったんだけど、AquariusをSevillaの人は「アクアリウー」って発音するのね。というのも、南スペイン地方はSをあまり発音しないから、こんなところでも方言というか地方差を感じたり、

・あれ、アクエリアスって日本のスポーツドリンクって思ってたけど、違うのかな?グローバルブランド?なんてことを考えたり(ちなみにいま調べてみたら、コカコーラ社のブランドで、ポカリに対抗すべく1983年に一番最初に日本でローンチされたみたいだから、日本発っていう印象はあながち間違いじゃないっぽい)

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振り返ってみると、自分の走りに100%集中していたかというとそうでもなく(笑)

周りを観察したり、いらん他人の心配したり、南スペイン感を感じたり。

思うに、勝手に足が前に出るから、走りに関しては対して意識を向けてなかったなあ。

特に呼吸が苦しいとか、足が痛いとかも思うことなく、

超絶元気に完走したのでした◎

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初めてのフルマラソンの完走タイムは4:29!!

日本人男性の平均タイムよりはやいんだって〜

5時間ぐらいを想定してたから、自分でもびっくりしちゃった(笑)

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