3/11 ACE OF SPADES 1st. TOUR 2019 “4REAL” @Zepp DiverCity

ACE OF SPADESの東京公演1日目に行ってきました。
まだ2ヶ月半くらいしか経ってないけれど、今年いちばんのライブだったかもしれない……

私はもともとACE OF SPADESの楽曲がなければLDHにここまでハマらなかったかもしれないくらいに、AOSの音楽性が好みなのだけれど、やっぱり好みなバンドのライブはめちゃくちゃ楽しいんだなあ、バンドっていいなあ、と思った素敵な夜でした。



(以下ネタバレ有りの感想。テンションだけで書いてるのでろくなレポはないです)



「去年のルナフェス以来、二度目のAOS。
 しかもZeppで見れる! ライブハウスだ! 私の主戦場!」
と、期待値がめちゃくちゃ高い状態でお台場に向かいました。

客電が落ちて、V系バンドがよくやる、ヴェールみたいな幕に映像が流されながら登場。
同時にフロアの温度も一気に上がって流れ流されて、整理番号1500番台だったのに、気づけばステージまで10mくらいの位置にいました。
TOKIEさんの攻撃性高くてダウナーなベースが大好きなので、ぜったいにベーアン前に行きたい、と思ってたんですが、TOKIEさんの正面で、ステージに近すぎず、全体見渡すには理想すぎる位置でずっと見れて最高でした。

セットリストはアルバムの曲順どおり。
次にどの曲が来るのか分かってるのに、とくべつ好きな曲が来ると沸いてしまうし、SINではやっぱり奇声を発してしまった。映像撮ってたそうなので、ルナフェスにつづいてまたもや、雨宮の女の奇声の一部として円盤収録されてしまうかもしれない。

アルバムのラスト曲の「ALL TIME BEST」は、バンドとしての夢と多幸感と刹那感に溢れた曲なのだけれど、演奏中とても楽しそうに、感情を溢れさせながら歌うTAKAHIROさんが印象的でした。
HISASHIさんが「TAKAHIROくんにバンドの楽しさを感じてほしい」という想いで作った曲だそうで、TAKAHIROさんだけじゃなく、見てる私たちまで「バンドって楽しい!!!」って無我夢中になって腕を上げて、音に身をまかせる、素敵な空間が出来上がってました。
思惑どおりか、それ以上ですよHISASHIさん……。

そこから間髪入れず繋いだカバー曲、モーターヘッドのAce of spadesで本編終了。
これがもうめちゃくちゃに良すぎたので音源出してほしいんですが、インタビューによれば許可降りなかったらしいので残念。
LDHのオタクになるまで知らなかったんですが、LDHのヴォーカルって歌の技術がバケモノなんですよ。桁違いに歌が上手い。
ただ、ふだんEXILEでの歌い方は、ロックサウンドにあう激情にまかせた歌い方とは真逆なんですよね。感情よりも理性というか、シャウトやラウド系の表現も計算されたものというか。
だからなのか、これまではクラシック畑の人がジャズに挑戦してみた、みたいな印象を少なからず受けていたんですが、今回のツアーは、とくにこのカバー曲のときはそれを微塵も感じなくって、完全にロックの人になってて感動したし、想像の遥かうえをいく化けっぷりでした。
この景色が見たかったんだ私は…!

楽しい!!!って気持ちが前のめりになりすぎて、細かい部分はびっくりするほど覚えてないのだけれど、TAKAHIROさんはルナフェスのとき感じた緊張してる感じは微塵もなくて、最初からテンションフルスロットルで上がってて、楽しそうに歌っていたなあ、という印象です。

オープニングの映像演出からして凝ってたけれど、舞台装置でいちばん感動したのが、舞台両サイドのライトがガチャガチャ動いて十字の光を作ってたのと、舞台中央に大きくて細い十字の光が作られて、TAKAHIROさんが十字を背負って歌ってたことですね。
90年代をこじらせたオタクだから十字を背負ってるの見ると手を叩いて喜んでしまう。
ていうかZeppの照明そんなことも出来たの!? はやく言ってよ〜!

唯一懸念していたのが、EXILE famの人たちが大多数だろうし、ライブハウスなのにフロアがめちゃくちゃノリ悪かったらどうしよう…ということでした。実際、整番呼ばれるの待つあいだもライブハウス初めてきたんだろうなって会話がめちゃくちゃ聞こえました。
蓋を開けてみたら、そんな心配まったく必要なかった!
私はロキノンとアイドルオタクのハイブリッドなので、裏打ちしたりケチャしたり申し訳ないくらい好き放題暴れてたんですが、まわりも慣れないながらも腕あげたり、めいっぱい楽しもうって空気がすごくあって、とてもいい空気だったなあ。

あんまりにも楽しかったから、この夜を永遠にしたくて、残りの公演全通したい気持ちがめちゃくちゃあるんですが、来月は三代目のツアーで遠征する予定もあるし我慢。
でも1回だけでも満足感がすごくて、この夜の想い出だけでしばらく生きていける。そんなライブを観れたのはほんとにひさびさだったので、ライブは終わったのにわくわくした気持ちがずっと続いてます。
こんな感覚、椿屋四重奏のライブを観にはじめてライブハウスに行った10代のころ以来かもしれない。
またこうしてツアー観れる日が来たらいいなあ!



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