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週休3日の働き方って実際どうなん?

50代世帯主サラリーウーマンです。

昨年4月から、週休3日で働いています。最近は週休3日の働き方が、ぼちぼち話題になっているようなので、この働き方って実際どうなの?と興味を持っている方向けに、3つの観点(労働者側の気持ち・経済的な面・雇用側の管理面)からまとめました。

働く側の気持ち。

今は、月曜・火曜・木曜・金曜が勤務日です。(今働いている職場は、自分の都合に合わせて休む曜日を選ぶ事が出来ます)
水曜日を休みとした場合、働く日の前の日、次の日、どちらか必ず休日がくっついているんです!これは、体力が落ちてきた50代としてはめちゃくちゃ助かる働き方です。忙しい時でも、翌日が休みと思えばエンジン全開して頑張れる。また、翌日が忙しいと分かっていたら、前日は体力温存する。そんなコントロールが出来ます。

そして、平日に休みが取れるのもポイントです。土日と平日の違いは、日中の街の様子がのんびり、まったりしている点です。完全リタイアしている訳ではないので、「平日の休み」の有り難さを常に感じます。具体的には官公庁の用事や、銀行・保険会社などへの問い合せも電話が繋がりやすい。繁華街や観光スポットに行っても人がそれほど混んでいない、などなど。

難点を言えば、他のメンバーは働いているので、自分宛ての通知や仕事が1日分溜まる事。(海外顧客相手仕事で、お盆休みのような数日間の日本独自の休日の後、メールの処理地獄が待っている、と似たような感じ)

自分自身は週4日勤務だが、職場は5日勤務するメンバーが多いので、完全自己完結する職種の方を除くと、そこは仕方がないかなと思う。多くの働く人にとって平日週5日勤務がデフォルトな理由は以降の観点が理由です。

経済面から考える週休3日

週5日勤務だとひと月あたり約20日働きますが、週4日勤務だと、16日働きます。単純計算すると、週5日勤務より2割少ない。

ノーワーク・ノーペイの原則に基き、働かない日数分給与はカットになります。週5勤務で給与の額面30万と仮定すると、週4勤務だと2割減の24万になるという事です。さて、あなたならこれを良しと納得出来ますか?

私の場合は、年金受給開始10年を切った50代半ばですが、20代~40代で、養う人がいたり、高額なモノをローンで買いたい人は、この減額幅を見るとちょっと迷うかも。

さらに不都合な点を言えば、社会保険料(特に厚生年金保険料)は、それほど減額されずにがっつり控除されるってところです!!(同じように2割減額してくれたらいいのに)
良いように解釈すれば、厚生年金を継続したまま休みが増えるって事ですけどね。

※補足)自身の職場だと週30時間超の場合は社会保険に加入することになっていますが、会社の規模や、その会社のフルタイムの労働時間によって基準が変わります。

雇用側の管理面

今の職場には、いろいろな働き方をしている人がとても多いです。正社員、契約社員、パート・アルバイト、それぞれ週あたりの日数も、1日あたりの労働時間も様々です。

その管理を実際に行っており、担当者目線で言わせてもらうと
「人によって計算が違うから間違いやすい!月初の集計がややこしすぎて死ぬ!新しく入社する人、一体どんな働きだろう、、また管理増えるんかな(ドキドキ)」
こんな感じでスリリングです。それでも、

「本気でやろうと思えば、管理出来るじゃん!」

と思った。
現在週5日がデフォルトの会社は、管理が煩雑という理由を盾に、やる気がないだけじゃないでしょうか?

まとめ

コロナ禍を経て、今までの働き方に疑問を感じる人が増えました。リモートワークを一旦経験すると、もう通勤したくないと考える人も増えました。定年が近い50代じゃなくても、週4日、週3日勤務でも、「人間らしく」暮らしたいと思う人が増えた(ように感じる)。

この働き方は、大人の「リスキリング」にも合っているのではと思う。今までなら、(一部の、会社がお金を出して勤務中に学べるようなエリート社員を除いて)多くの人は平日の夜間や土日を充てて学ぶ必要があった。これは気力と体力がある人じゃないと出来ないよ。ましてや、子育て中の人はその時間の確保すら出来ない。(今している人は、睡眠時間を削ってがんばっているはず)

多様な働き方を提示出来ない雇用主側は、ますます人が来てくれなくなりますよ~。



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