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20240421

4月21日 晴れ
朝起きて空腹を感じる。雑炊を食べる。河童、青年、彼岸過迄、サンホセの聖母などをぼちぼち拾って読む。具合が悪くなる。腹が減ったような気もしたが気分が悪いので横になって休む。吐き気だけは消えたから焼うどんを食べて薬を飲む。すると快癒したので悪気分は昨日までに飯をあまり食べなさ過ぎたからだと思う。普段空腹を感じないからといって、手が震えだして初めて重い腰を上げて食事をとることがあるというのはいけない。気候がいいから外のベンチで本を読む気になる。適温。虫の活発になること以外はよっぽど読書に適している。読んでいるとまた腹が減る。特に甘いものが食べたくなる。軽食を買ってうちで食べる。眼が渇いて眠たくなる。一時間昼寝をする。起きるとまた腹が空いている。ラーメンを作って食べる。そして食べた今でも腹の中のどこかが空しいような気がしている。食べても食べても腹のどこにも張り合いがでてこない。喉もしきりに渇く。『胃の中に獣が住み憑いているのだ』と、日記の中で川端康成が病床につきながら不思議なまで食い意地の止まない祖父を心配していたのを思い出す。以上の空腹晩飯の後も続く。

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