母娘のよくばりバリ紀行 1
2019年の9月上旬
母と私は飛行機の窓からバリの土地を初めて目にしていた。
緑の大地が広がり、所々に茶色い建物が見え、小さく細切れになった雲がたなびいていた。
これが神の島、バリ。
天気は快晴。
海も紺色に広がりキラキラと美しい。
ついにバリ島に来たのだ。
入国審査の列に結構な時間並び、
やっと空港を出られたのは17時ごろで
思ったより時間を食われてしまったなぁと思った。
9月のバリ島の気候は、過ごしやすくて
空気感もなんだか肌にしっくりなじむようで、良い。
空港を出ると、旅行会社(JTB)のお迎えの方が来ており、早速車に乗り換えてホテルに向かった。
30分くらいだったか車で街中を走り、
ホテルに到着した。
バリ島といえば田園風景なイメージだが、街中は思った以上に都市化しており、田園は全く見られなかった。
アスファルトと車とバイクばかりで、バイク比率が高いなぁという印象である。
話は戻るが、ホテルは
アヤナリゾート&スパバリである。
こちらのホテルに関しては、
90ヘクタールの広大な敷地内にアヤナ リゾート&スパ バリと姉妹リゾートのリンバ ジンバラン バリbyアヤナがあり、それはもう美しいプールやビーチ、庭園が広がり、一言で言えば楽園である。
施設内のロックバーが有名である。
ホテルがとても素晴らしいとは聞いていたので、
すぐにでも探検したい気持ちだったが、チェックインの手続きをしていたらあたりは真っ暗になってしまった。
母もフライトで疲れたようなので、
今日は街にでるのは諦め、ホテル内で夕食をとることにした。
ホテル内にはたくさんのレストランがあるようなのだが、外観が良さそうなので、一番ロビーから近いレストランに入る。
レストラン内の雰囲気もとてもよく、
バリ島に来たんだなぁと再度実感する。
母も、しきりに、素敵だね〜と口走り、辺りを見回している。
バリらしい料理を頼み、料理を待ってぼーとしている時間もなんだか贅沢である。
これからどんな素敵な事が起こるんだろう?そんな事を考えるのも旅の醍醐味である。
料理は、グリーンカレーをメインに、焼き鳥やデザートなどを頂いた。
どれも美味しかったので、
異国だから食が合わないということは無さそうだ。しかしながら、量が多かったため、
デザートの前には満腹になってしまった。
そうこうしているところに、遠くで花火があがった。
何かのセレモニーかもしれないが、バリ初日に花火があがり、幸先が良いような気持ちになった。
母と2人、満腹な腹を抱えて
真っ暗なジャングルのような茂みを横目に部屋に歩いて戻った。
ホテル内は広くて、森のような場所も沢山あり、なにかが居そうなじっとりとした暗闇がそこいら中に広がっている。
写真でお気づきかと思うが、レストランもロビーも渡り廊下なども、屋根はあるが基本的に壁がなく、すぐに室外な感じである。
自然が身近に感じられて、バリらしいなぁと好ましく感じる一方、夜は少し怖いようなドキドキ感がある。
フライトの疲れもあり、
母も私も早めに就寝した。
明日からバリ島観光である。
母の寝息をききながら、明日はどんなものに出会えるのか、ワクワクしながら就寝した。
続く
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