ヨーロッパ珍道中 ポンペイ編
2010.12.17
今日は、カプリ島の青の洞窟に行くか迷ったため、7時にアラームをセットした。
2人ともとりあえずアラームで起きたのだが、眠さに勝てず、またTVをつけたらナポリは雪予報だったため、
「寝よう」
と言い合い、二度寝し、8時半起床した。
なぜなら、青の洞窟は天気が良くないと船が出ないし、青く見えないらしいからである。
正直、ナポリまで来て青の洞窟を見ないのもどうかと思ったが、季節的に見れない可能性が高いし、まぁ沖縄にも青の洞窟あるしな、という、すっぱい葡萄的な考えで諦めたわけだ。
そんなこんなで、10時過ぎにホテルを出て電車に乗り、一路ポンペイ遺跡へ!
人がまばらで空いている電車に乗り、うっすらと曇った空の下、電車に揺られる。ゆるゆると下町らしい景色が流れて、一時間くらいで到着した。
入場口をくぐり、さあ、遺跡歩きだ!
実は、ふしぎ発見が大好きな私。
かなりのわくわくである。
思った以上に広い!広い!!
どこを歩いてもわくわくが止まらない。
家の跡や、石畳の深い車輪跡、綺麗なまま残ったカラーの壁画、円形の広場(劇場かな?)などなど、まだ発掘中の場所もたくさんあった。
二千年ちかく前の遺跡だというのに、人のいた痕跡をありありと残していて、なんだか変な感じだった。
遺跡にこんなに生活感があるなんて驚きだ。
噴火によって、あっという間に火山灰に飲まれてしまった街だからこそ、これだけ綺麗に残っているのだろう。
まさにタイムカプセル。
最初に見つけた人は興奮したでしょうね。
あと、奥の方の発掘現場には、ポンペイの赤を有名にした壁画や、人骨、型取りした遺体の石膏などがあり、生きていた人々をより生々しく近くに感じられた。
石膏像は、子供を庇っているものや、顔の前で手を組み、祈るような仕草で小さく縮こまっているものもあって胸が痛くなった。
火山灰で死ぬとか、熱くて苦しそうで嫌だな。。
かわいそうになぁとしみじみ思った。
規模的にかなり広いので、歩きに歩き、足が痛くなった。
途中、雪もちらついたので寒かった。
これは、多分青の洞窟は行けても、天候的に見れなかった気がする。
11時に着いて、3時くらいまで歩き回り、遺跡内のカフェでお茶を頂き、帰路に着くことにした。
ポンペイはすごく貴重な場所で、古代の人を身近に感じられた。
古代の人も、私たちと同じように、ご飯を食べたり、子育てしたり、遊んだり眠ったり買い物したりして毎日を過ごしていたんだね。当たり前だけど、なんだかそれをすごく実感した。
来て良かったな。
ホテルに戻ると雨が降ってきたので、傘を持って、夕食へ。
夕食は昨日行った、ダ・ミケーレの向かいのピザ屋さんだ。こちらのピザ屋も有名店らしい。
カプリチョーザを頂いたが、これもうまい!の一言である。
フレッシュな具材とトマトとチーズの濃厚なハーモニー。書いている今でも思い出して涎がでてくる。
モナは、ピッツァラザニアという不思議なピザを注文していたが、それもすごく美味しそうだった。
ナポリは、本当にご飯が安くてうまいので、それだけで素敵な街だと言える。
明日は、旅の最終地であるローマへ旅立つ。
青の洞窟は見れなかったが、それでもナポリに来て良かったと思いながら眠りについた。
ローマ編1へ続く。
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