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【シティ決勝トナメ1没】「アメイジングブレイズデス。」 ―いちげきのかた―

シーズン2のシティリーグは早めの参加となりました。どうも、まっぷるです。12/16のシティリーグinドラゴンスター京都に参加し、予選3位抜けするも、決勝トナメで初っ端から事故ってしまい、決勝トナメ1没のベスト8という今一つ奮わない結果に終わりました。

予選
1戦目 vsムゲンダイナ 後攻6-3
2戦目 vsピカゼク 後攻6-0
3戦目 vsブルー型ヤクデ 後攻5-0 たね切れ勝ち
4戦目 vsコズガ 後攻4-6
3-1 予選3位抜け

決勝トーナメント
1戦目 vsピカゼク(予選2戦目の再戦) 後攻0-4 たね切れ負け
ベスト8

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今回使用したデッキはタイトル通りアメイジングブレイズデス。いえ、アメイジングブレイズではなく、"アメイジングブレイズデス”です。前回のシティリーグでは新弾の新規アメイジングレアであるアメイジングカイオーガ(以下、アメイジングをAと略す)を主軸としたデッキを使いました。

今回は同じく新規アメイジングレアの残り2枚であるAレシラムとAイベルタルをダブル主演として同時に構築しました。この2体はアメイジングレア特有のエネ拘束が相変わらずきついものの、炎と悪を共有することができ、相性は決して悪くありません。ワザの性能としての相性に関しては、Aイベルタルは何でも一撃で倒せるのに対し、Aレシラムはほぼ全てのTAGTEAMまで一撃で倒せるもののVmaxを倒すには至らないという特徴があります。一方、Aイベルタルは5エネ要求で起動が重いのに対し、Aレシラムは3エネ要求で済むというコスパの良さを持っています。つまり、Aイベルタルで全てを一撃で倒すのではなく、Aレシラムが一撃で倒せる相手はAレシラムで倒し、手の届かない相手に対してはAイベルタルで一撃で倒すというように考えることで、本来5エネワザの連打は非常に難しいはずの〈アメイジングデス〉を実質的に連打しやすくできるというのが今回のデッキコンセプトになります。
なかなか難易度の高いアメイジングレア2種の同時採用構築ですが、今回は前回のシティリーグとは異なり、しっかり練ってきたので完成度は非常に高く、負けはしましたが久々に自分が納得のいくデッキを作ることができました。現在のデッキ環境において、不利デッキは一つもなく、むしろほぼ全てに対して有利と言えるのではないかと思っています(思い込んでいます)。

・三神ザシアン やや有利(後1追加〈オルタージェネシスGX〉を除く)
・ムゲンダイナ 五分
・子ズガドーン 五分
・セキタンザン 非常に有利
・ピカゼク   有利
・メルカリザシ 非常に有利
・マルヤクデ  有利
・レシリザ   有利
・MM系    有利
・マッパ    五分
・モクナシダダ 有利
・タチフサジュナ 有利
・インテレオン やや有利

※五分としているデッキに対しても明確な勝ちルートは想定しています
※でもnote記事の構築って大体自分のデッキが有利って書いてあるので信用できないですよね

AレシラムとAイベルタルを組み合わせたデッキタイプは見たことがないので、私の完全オリジナル構築だと自負しています。結果は芳しくありませんでしたが、アメイジング系のデッキが好きな方は必見です。強い上にめちゃくちゃ楽しいので、ゲテモノ好きな方は是非有料部分まで読んでいただきたいです。記事の内容については目次をご覧ください。しっかり考察したデッキなので、いつも以上に濃い内容になっているかと思います。また、おまけとして記事の最後にCL横浜でのデッキ候補で最近ではジムバトルのおもちゃとして使っているAライコウのデッキをとある理由で公開します。ちょくちょく改良は重ねているので、よろしければ参考までにどうぞ。

1.現在の環境とデッキの選択理由

CL横浜が終わり新弾が出てからも環境自体は大きく変わっていません。シティリーグもシーズン1が終わり、シーズン2が始まりましたがそれでもほとんど変わっていないと思われます。というのも、カードプール自体に変化がない状態で多くの大会が開催され、多くの結果を出したデッキが公開されています。そのため、結果を出したデッキがベースになり、デッキ自体の練度は全体的に上昇傾向にあります。各地のシティリーグの結果を見ると、それなりにどのデッキも満遍なく結果が出ているような印象を受けました。その中でも私は特にメルカリザシアンの使用率が上がっているように感じたので、それに対して明確な有利を取れるデッキを選択することはマストでした。
メルカリザシアンは一応炎弱点なので、炎タイプを使おうという発想になりました。そして、私はアメイジング系が好きなので必然的にAレシラムを主軸にしたデッキを練りたくなりました。また、Aレシラムでは微妙に届かないVmaxに対してどうするかを考えましたが、同じ最高打点270ダメージのムゲンダイナVmaxですらあれだけガラルジグザグマを駆使してもVmaxを一撃で倒すのは難しいので、どうしても2回の攻撃になってしまいます。しかし、2回の攻撃で倒すならマッドパーティーでよく、Aレシラムを使うなら一撃必殺にこだわるべきだと考えました。そこでVmaxを問答無用でワンパンできる数少ないポケモンのAイベルタルです。エネが共有しやすいこともあり、そこまで無理なく組めそうだと考え、構築にかかりました。
非GX/Vで一撃で倒したいなら子ズガドーンで良いのでは?と考える方もいるでしょうが、

・メタ対策であるカプ・レヒレに苦しめられない
・天敵のクワガノンVによるグッズロックの影響が少ない
・安定性で(体感的に)上である

といったことが差別点であると考えています。

2.Aレシラム・Aイベルタルの仮想敵

現環境において、AレシラムはHP280である三神GX以外のTAGTEAMを一撃で倒すことができます。したがって、Vmax以外が主体のデッキは主にAレシラムで相手をしていくことになります。サイドプランはピカゼク等のTAGTEAM主体であれば3-3も可能ですが、メルカリザシアン等のV主体であれば2-2-2となるので、Aレシラムが3体立てるのが盤面の目標となります。そして、Vmax主体のデッキにはAイベルタルを通し、サイドプランが3-3となるのでAイベルタルを2体立てるのが盤面の目標となります。基本的にGX/Vを倒せるのであれば、こちらが非GX/Vである以上サイドレースで負けることはないので、とにかく攻撃してきた目の前のポケモンを倒せれば問題ないでしょう。
しかし、相手が非GX/Vを挟んできた場合が厄介になります。その場合はアタッカーをもう1体余計に用意しなければならず、Aレシラム・Aイベルタルのどちらかを即起動させる手段を用意するか、サブアタッカーとして他のポケモンを用意するかになります。幸い、環境的に非GX/Vのアタッカーを採用しているデッキが非常に少なく、そこまで困る場面は多くないと考えています。

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