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元気ですか?

突然ふと思い出したことがある。
数年前のことだ。
家族でスーパーに買い物行ってた時のことだ。
後ろの方でキャピキャピした声で、
「ねぇねぇ、キャベツの賞味期限っていつぅ?」
めっちゃ甘えた女のでっかい声が聞こえて振り返ったんだ。


そして私は見なかったことにして前を向いた。
我が子が小さな声で、
「えっ?キャベツの賞味期限???」
って呟いたのは聞き逃さなかったけどな。


声の主が手を繋いでいた相手は、ずいぶん昔の元カレだったwww

めちゃくちゃ好きで好きで付き合ってたというわけではない。
お互いに2度目の独身生活してたときだったけど、個人的に色んなこと背負ってる時期ではあって…友達から少し進歩しましたか?な関係。
私は彼を助けられてたのかどうかは分からんのだけど、私は奴には助けられてた。
どうやって生きていくのかって精神的な面で鍛えられてた。
「何があっても決断は自分でしろ、人のせいにするな、人に流されるな。その代わり決めたことは手助けする」
と。その言葉だけでも救われてた。
「50になってもお互い独身やったら一緒に暮らそうか」
あれは50だったか?45だったか?
再婚の約束でもなく同棲でもなく同居の約束。
付き合ってるって言ってもお互い優先は自分。

実家も仕事も友達数人も知ってはいたけど時々何故か消えてしまう人で…
最初は不安で心配で。生きてるのかさえ不明。
その間に用事がある場合は友達を通して連絡が来たり…あっ生きてんのか…
何回か繰り返されると、何だったんだろうな、この人はそんな人だと深追いすることもなく…
自分でしっかりと自立できたなーと感じた頃に、消えた彼を待つこともしなくなった。



で、キャベツの賞味期限よ!
頭の緩そうな若ーい女の子。
いやぁこんな女と付き合う男って!お前かよ!
こんな女と付き合うような男とはバイバイして正解だったわ!とその時心から感じたのよ。


そこからまた数年経ってるけど、奴は生きてるんだろうか?
元気に楽しく、もう少し賢い女と過ごして生きててくれるといいなと思う今日この頃。

元オット以外、いつどこで死んでるかわかんないような奴としか付き合ってない気がする。
刺されたことがある人、車の事故で死にかけた人。
みんな私の知らないところで元気に生きててくれ。

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