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今までやってきたことは間違いじゃなかった

先日、わたしは勤務先の小学校にて最後の日を迎えた。
一つずつお菓子を配りながら、先生方に、お世話になりましたと伝えてまわった。
とある先生から、こんなことを言われた。
私「ほんと、何もお役に立てず済みませんでした」
「ただ、見守るだけだったので」
先生「いやいや…見守ることが大事なのよ〜」
「他の人は、手を貸し過ぎてる。一から十までやってあげちゃうのよ〜」

あぁ…わたしのやっていたことが報われた瞬間だった。
わたしは、子ども達ができるようになるための手助けをしていると思っていた。だから、できるだけ手を貸さない。見守るを徹底していたつもりだった。
こうすればいいんじゃない?◯◯すればできるかもよ?と、アドバイスをして応援しながら見守る。
それに徹した5年間だった気がする。
子ども達は自分で何ができて何ができないかを把握することは大事で、その子が伸びるか伸びないかは、そこにかかっているんじゃないかな?

でも…
特学の支援員をやる先生はみんな、できないことを全てやってあげているようだった。
そのような先生方に物申すつもりは毛頭ないが、わたしはわたしのやり方で接してきた。
普通級のこの先生は、それをわかってらっしゃった。
5年間、この学校で仕事をしてきたことが報われた瞬間だった。

この気持ちがあれば、次の小学校へ行っても頑張れる。不安な気持ちの中で、少しだけ勇気が湧いてきた。

そのままでいいんだ。間違いじゃないんだ。

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