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187/母への感情が高まって、不覚にも友達の前で泣きそうになった話

久しぶりに友達とランチをした。

彼女は私にいつも言う。

「ものを書いたりピアノを弾いたり。私にはできないことをたくさんしてる。
子供の頃から頭が良かったのね」と。

台詞は違えどこれまでに何度も言われてきた。

その度に「そんなことないよ。あなただってできるよ」
と言ってきた。

でも、今日は違った。

書くことやピアノをなぜ続けているのか?
気がついたらボツボツと彼女に話していた。


私は小学校の時からいじめられていた。

そのことはnoteを始めた頃に記事にしている。


その話を彼女にしている中で、
当時私に陰湿ないじめをしていた彼女の話になった

当時流行っていた少し踵の高い靴を、
親同士が買い物に行った時に母が買ってきてくれた。

一緒に習っていた英語サークルに履いて行ったら、彼女と被った。

「私がいいと思って履いているのに、あんたはなんでも私の真似をする」

母が買ってくれたと答えると、

「あんたのお母さんは、なんでもうちの真似をするとママが言っていた」

母に詳細は話さず、もう履いていかないことを伝えると、

「この靴可愛いから、〇〇ちゃんとお揃いでいいかと思って」

と言った。


ここまで彼女に話したら、不覚にも泣きそうになった。

そんな自分にびっくりした。

私は母とは仲が良くないし、特別な感情を持ったことがない。

でも、母は一生懸命だった。

今なら不登校間違いなし。
最悪自殺しかねないいじめにあっていたにも関わらず、余計なことは言わず

毎日変わらず送り出し、帰るのを待っていてくれた。

今こうしていられるのは、母のおかげかもしれない。

そんなことが瞬時に頭をよぎり、不覚にも友達の前で泣きそうになった自分。
 
母への感謝の気持ちは、照れ臭くて言葉にして伝えられないと思うけど、

心の中で「ありがとう」と言ってみる。

そして

「もう強がらなくていい」

と自分にも優しい言葉をかけてみる。


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