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324/家庭犬と盲導犬

昨日の夕方、電車の中で盲導犬の友人と会った。

久しぶりに会った友人。

始発駅からの乗車で時間もあって、おしゃべりに花が咲いた。

彼女の盲導犬は3ヶ月前にやってきた5代目の女の子。

これまでの子よりも小ぶりで9月に3歳になるという。

20代の頃から盲導犬と歩いている彼女は、盲導犬ユーザーとしてはベテランさん。

少し難しい子でも、彼女とならなんとかやっていける。

彼女は東京の盲学校の後輩。

ご主人が私の実家近くの総合病院に勤務していたので、結婚を機に東京からやってきた。

数年して私の実家から5分ほどのところに彼女たちが家を持ったので、
学生の時より仲良くなった。

彼女のご主人は夫の一つ上。

二組の夫婦は先輩後輩の関係だ。

そんなこともあり、初代、2代目の子とはよく会っていたので馴染みがあったが、
3、4代目の子とは会う機会が少なかった。

特に4代目の子はコロナ禍だったこともありほとんど会っていない。

彼女も4代目の子とは散歩程度しか歩くことができなかったという。

自分の気持ちを変えたいのと、4代目の子が仕事をしないうちに高齢になっていくことを考え、
少し早いけど引退してもらったという。

引退後は家庭犬として楽しく暮らしているらしいとのこと。

家庭犬は最初から最後まで一緒にいられるけれど、盲導犬はそういうわけにはいかない。

「寂しいけれど仕方のないことだからね」

と彼女は言う。

盲導犬は繁殖ボランティアによって取り上げられ、
その後パピーウォーカーによって一年近く育てられる。

一年を過ぎると盲導犬の訓練センターに入り訓練を受け、
2、3歳で盲導犬ユーザーの元にやってくる。

引退は10歳前後。

引退後は引退犬を受け入れているボランティアさんの元で、家庭犬として暮らす。

このほかにも訓練を受けたけれども、どうしても盲導犬に向かない子を受け入れる家庭もある。

家庭犬は学校にはいかないけれど、この過程をずっと一つの家でやっている。

私も初代キャバリアのメイ、トイプードルのモモ。

二代目キャバリアのメープル、そして猫のわさびと暮らす。

メイとモモは虹の橋を渡ってしまったけれど、それぞれ幸せな犬生だったと信じている。

メープルとわさびも毎日楽しく幸せに暮らせるよう、日々を大切にしていきたい。

それぞれ持って生まれた運命、特性があるけれど、

どこに産まれても幸せな犬生(ねこ生)であってほしいと願っている。

#66日ライラン
#day40
#毎日note


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