248/良さが一生わかりそうにない
みんな苦手なものがあると思う。
「どうしてそれが苦手なの?」
そう聞かれても苦手なものは仕方がない。
苦手とまではいかなくても「良さ」がまったくわからないものもある。
私が苦手なのは
「熱帯の海」
ダイビングをされる方、熱帯魚、水槽を愛されている方、ごめんなさい。
何でもダメというわけではない。
白い砂浜、遠浅の澄んだ海を眺めていると
「きれいだな」
と思う。
ただ、海の中の生き物たちは得意ではない。
それもハイビジョンなど綺麗な映像で見るのが、苦手。
かかりつけ医では、待ち時間に大型テレビでさまざまな映像を見せてくれる。
春夏秋冬、日本の景色や花々と共に、熱帯の海の生き物たちの画像が流れてくる。
クマノミやスズメダイといったカラフルな色の小さな魚たちは綺麗だと思えるのだが、
イソギンチャクの動きやジンベイザメの模様は、思わず「うわっ」といってしまいそう。
先日はニシキヘビならぬ「ニシキエビ」の姿が映されていて、
「海の中で出会ってしまったらどうしよう」と
ありもしないことを考えてしまった。
その物の良さがわからないのは、ちょっとだけ世界が狭くなっているのだろう。
でも苦手なものは仕方ない。
私はダイビングの良さは一生わからないだろう。
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