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病歴披瀝~医療の迷い子~

脳梗塞の後遺症として感情失禁があるという犬先生の「自己開示 感情失禁」を拝見し、既往歴のある身として考え込んでしまいました。

66歳でラクナ型脳梗塞を発症。その前後で感情面での変化があったかなぁ~?と考えてみても判然としません。自分では今でもうつ性向があると思っていて(現役時代に数年間抗うつ薬を処方されていた)カラオケで感情が入り過ぎて歌えなくなったりというのはありました。うつ者がカラオケなんか行くか?という人もいますが、まあ、性向があるという程度です。

私の場合は、身体的後遺症もほとんどなく、キーボードのAやQの打鍵が少し難しくなった程度です。退職後はスマホがパソコンにとって代わったのでほとんど気になりません。
発症前から66歳で定年前退職することは決めていたので脳梗塞発症が退職の理由ではありません。職場に不満があったわけではなく、単に働くのが嫌になったという怠け者心理です。質素ながら年金生活の目処も立っていましたし・・・束縛から逃れて自由になりたかった。


因みに、感情失禁は認知症の一症状としてはよく知られていて、一昨年末に97歳で亡くなった母親は軽い認知症でしたが、急に涙声になったり、その傾向はありました。
脳梗塞も認知症も、程度の差はあるにせよ、脳の機能が失われるという点では同じなので、そういうことはあり得るのかもしれません。
脳の抑制機能が損なわれると感情がそのまま(素直に)発露するようになるのかなと。

ここからは脳梗塞とは関係ない話です。
3~4年前のコスモス畑が満開の頃、姉夫婦と4人で昼食外食中に突然ムカムカと気分が悪くなり、下痢、嘔吐、悪心、フラフラ感(自力で歩けない)の激しい発作が起こり、3時間も続きました。消化管が空になるまでという感じでした。

翌日から、脳梗塞の主治医の脳神経内科、耳鼻咽喉科、消化器内科に掛かりましたが、何れも原因不明の診断。その後も同じ発作は年数回の頻度で季節の変わり目に起こりました。漢方医にも掛かりました。

ここ一年くらいは症状は大いに改善し、たまに少し気分が悪くなる程度で初期の激しい発作とは無縁になりました。原因不明のまま、快癒に向かっている感じです。掛かったどの科の医師も、自分の診療科に関する限り異常は認められないという見立てなので、自己分析するしかありません。発作が起こるのが例外なく季節の変わり目、春か秋。気象病という、病気かどうかわからない症状があるようです。気圧や気温、湿度、日照時間などの変化を過敏に感じ取った結果、自律神経系に不調を来す。私の発症にも季節性があるということは、これに近いのかなという気がしています。

3時間続く症状があまりに激しく苦しいので、医学の力で何とかして欲しかったのですが・・・。発作中は免疫系も暴走していたかもしれません。
有り難いことに、もう過去の話になりつつありますが、何科に掛かればよかったのでしょうか?医療の迷い子になってしまった心境でした。

PS:mountain.go さんの画像をお借りしました。ありがとうございます。

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