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Mapbox fleetで車両運用を効率的に

カスタマイズされたナビゲーションシステムにより、燃料を最大20%節約、プランニング時間を最大50%短縮

今回はアメリカで先行してPrivate Previewとして公開された「Mapbox Fleet」をご紹介をします。

Mapbox Fleetは、物流会社が時間、費用、燃料を節約して業務を最適化するためのモバイルとウェブの統合アプリケーションプラットフォームです。
物流に特化したMapboxの地図、交通を考慮した最適化エンジン、正確な住所検索、直感的なターンバイターンナビゲーションの力を結集したソリューションで、車両管理の業務をサポートします。

Mapbox Fleetは、以下を実現します。

  • 物流ユースケースに合わせたアプリ内でのナビゲーションにより、ドライバーがルートを計画する時間を短縮することで、早く出発できるようにします。

  • 高度なルート最適化により、ドライバーの人件費や燃料、車両メンテナンス費用を削減し、燃料費だけで最大20%の節約を実現します。

  • リアルタイムに経路を追跡することで、道路で起きていることに迅速に対応することができます。

ルート生成の時間を50%短縮

宅配業者のFedExは現在すでにMapbox Fleetを利用し、ドライバーアプリと管理者ツールを活用し、各従業員に目的に応じたツールと体験を提供することで業務を最適化し、より迅速に配達しています。
Mapbox Fleetにより、管理者は数秒でルートをインポートし、最適なルートを生成して配車し、リアルタイムで進捗状況を確認することができます。スプレッドシートでのアップロード、検索による停車箇所の追加、バックエンドシステムへの直接接続により、数分でルートを作成することができます。
シームレスなルート作成により、宅配業者は住所の記入ミスを回避し、初回配達率を向上させ、ドライバーをより早く現場に向かわせることができます。ドライバーからは、朝のルート作成にかかる時間を最大50%短縮できたとの報告がありました。

ルート最適化エンジンで燃費を最大20%削減、配送時間を最大1時間短縮

Mapbox Fleetの高性能なルート最適化エンジンは、最適な停車順序を数秒で決定します。交通パターン、道路の閉鎖や事故、天候、そして生の交通状況を考慮し、ドライバーに最適なルートを決定します。
ドライバーにとっては、同じ地域を何度も往復する必要がなくなり、運行管理者にとっては、燃料を最大20%節約でき、配送の遅れのリスクを減らすことができます。
そして、ルート最適化エンジンにより、ドライバーは通常より最大1時間早く配送を終えることができるのが、Mapbox Fleetの最大の魅力です。

ドライバー向けナビゲーションアプリ

ルートが出来上がると、運行管理者は稼働可能なドライバーを選択し、そのルートに配車することができます。
ドライバーは、iOSとAndroidの両方で利用できる運送会社ドライバー向けの専用ナビゲーションアプリ「Mapbox Fleet」でルートを受け取ることができます。アプリに内蔵されたナビゲーションにより、ドライバーはアプリを切り替えることなく、住所、到着時の建物のハイライト表示、配送指示、以前に残したメモなどの情報を表示することができます。
ドライバーノート機能では、建物の暗証番号や荷物を預ける場所、特定の家のベルは鳴らさないなどの情報を保存することができます。
また、オフラインナビゲーション機能により、インターネット接続ができない場所でも目的地までスムーズに案内することができます。

ドライバーは停車箇所に到着したかどうかを記録し、運行状況をリアルタイムで確認可能です。
運行管理者は状況に応じて、顧客への通知やルート分岐のための追加配車など、効果的な対応をとることができます。

FedEx GroundはMapbox Fleetを最初に採用した企業の一つです。Mapbox FleetとFedEx配送ポータルの直接統合により、運送会社は毎朝数秒で配送ルートを自動的に同期させることができます。

「Mapbox Fleetのおかげで、FedExのルート計画や配達の最適な順番を考えるのに1日何時間もかからなくなりました。今年、新しいドライバーを数名採用しましたが、ルート最適化とオフラインナビゲーションのおかげで、すでにプロのようにルートを走ってくれており、人里離れた場所への配達の際にとても役立っています。燃料の節約にもなっているのは素晴らしいことです。」

- ブルックス・トンプソン氏(FedEx 運行管理者)

Mapbox Fleetを使ってみましょう

Mapbox FleetのPrivate Previewの公開により、宅配ドライバー、物流会社をサポートするソリューションをお届けできることを嬉しく思います。

*本記事は、Mapbox Inc. Blogの翻訳記事です。

日本対応が実現した際には別途ご紹介します。

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お問い合わせは下記までご連絡ください
https://www.mapbox.jp/contact