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三鷹市のサポーター養成講座 #290

このnoteでは認知症に関連した情報発信と全国の市町村での取り組みなどを紹介しています。
ブログ「認知症ちいきマップ」では過去noteに掲載した内容をもとにテーマを決めたまとめ記事とその他、興味のあるものを雑記ブログとして紹介していますので宜しければご覧ください。

中学校3年生を対象とした認知症サポーター養成講座です。
4月から高校生になるタイミングでの気づきがきっとあるかと思います。

場所は、東京都三鷹市にある市立第三中学校。

卒業を控えた3年生を対象に「認知症サポーター養成講座」が開かれました。超高齢社会のなか、認知症への理解を深め、高齢者への接し方を考える機会になればと企画されています。

三鷹市内の地域包括支援センターのスタッフが講師を務め、3年生171人が受講しました。三鷹市の中学校でのサポータ養成講座の開催は初めてということで非常に良いきっかけとなったと思います。

講座の中では認知症について、自分の行動や過去の経験が思い出せない「記憶のトラブル」だけでなく、人の顔やモノの色や形が正しく認識できないといった様々な症状があることを講師が解説されています。

この部分は非常に大事で認知症にはいくつか種類があり、記憶だけが少し低下しているもののその他のお困りごとのないアルツハイマー型認知症によるMCIであったり、幻視など特徴的な症状が出るレビー小体型認知症であるなど”記憶”だけではないことを今回も知っていただけたと思います。

生徒からのコメントも印象的でした。
今井翔太さんは、下校時にお年寄りの女性から「お金をあげたい」と声をかけられた経験を語り、「物忘れだけでなく、いろいろな困りごとがあると想像できるようにしたい」と話され、4月からの高校生活においても今回の講座が十分に生かされるだろうと感じました。

全国の市町村ではまだ小中高でのサポーター養成講座の開催が一度もない地域は多数あるかと思います。
地域包括支援センターやキャラバンメイトの派遣は必ずあると思いますので教育機関側から声掛けし開催する流れが広がると良いと思いました。

「認知症に理解を」 三鷹市の中学でサポーター養成講座

出典 朝日新聞


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