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百万ドルの人生

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夜景や街の明かり、窓の光が特に好きだ。
一仕事終えて帰路に就く時、友人と遊び帰宅する時、そんなふとした瞬間に夜の明かりを見るとどこかほっとしてしまうのだ。

ぽつりぽつりと灯る窓の光の中にはそれぞれに生活や感情があり、ドラマやストーリーがあるのだろう。

食べ物の良い匂いが漂ってくる、美味しい手作りご飯を作っているのかもしれない。
ピアノの音色が聞こえて来るな。コンテストの為の練習だろうか?
犬の元気な鳴きだ。可愛いのだろうな。

…などと、幸せな他人の人生を勝手にあれこれ想像をして楽しむ悪い遊びだ。
ちょっとマッチ売りの少女のようなセンチな気分にも浸れるぞ。

これらの他人の生きる灯が一つの景色を構築していると思うと実に感慨深いものがあると思わないか?